「楽しい6年間だった」 思い出と希望胸に巣立ち 栃木県内公立小学校で卒業式

花道で在校生の見送りを受け、学びやを後にする卒業生=15日午前11時25分、下野市緑3丁目

 栃木県内公立小学校の約半数に当たる155校で15日、卒業式が行われた。下野市緑小では30人の卒業生が式に臨み、思い出深い学びやを巣立った。

 この日は晴天に恵まれ、同校の卒業生は体育館での式で鈴木寧子(すずきやすこ)校長(55)から卒業証書を受け取り、在校生と校歌を合唱するなどした。鈴木校長は「大切な夢を育てることのできる人生を送れるよう願っています」と式辞を述べた。

 最後のホームルームでは担任教諭の激励に涙ぐんだり、友人との別れを惜しんで写真を撮ったりする姿が見られた。田中新(たなかあらた)さん(12)は「楽しい6年間だった。人の助けになれる中学生になりたい」と話した。

 県教委によると、本年度の県内の公立小学校全333校の卒業生は計1万5485人。

© 株式会社下野新聞社