静岡市の老人ホームは3月15日、利用者が非日常を味わえるイベントを開催しました。元ヒップホップグループのアーティストも登場です。
静岡市清水区の介護老人保健施設「もくれん」です。入居者とデイサービスの利用者合わせて140人が生活しています。開催されたのは「シルバーディスコ」。この日を待ちわびた約80人の利用者が会場に集まりました。
<職員>
「やる気はありますか」
<利用者>
「いぇーい」
<職員>
「芸能人を呼んじゃいました」
<利用者>
「いぇーい」
会場に現れたのは、ヒップホップグループ「RIPSLYME」の元メンバーSUさんです。
<SUさん>
「音は大きめの方が良いですか? みなさん補聴器とか大丈夫ですか」
参加者は、1970年代に流行したヒット曲に合わせて身体を動かします。ディスコを企画したのは、もくれんの職員 大滝亮輔さんです。
<もくれん 大滝亮輔さん>
「いつも生活している日常の空間で、光が入って音楽が入って非日常を演出することで、いつもと違う気持ちになるかなと思って企画しました」
SUさんに促され、利用者が歌を披露する場面もありました。
<利用者>
Qディスコやってみてどう?
「私、ダンスもやってたから楽しかった」
<元RIPSLYME SUさん>
「おじいちゃんおばあちゃんにも、息子さん娘さん、いるじゃないですか。参加してほしいですよね」
<もくれん 大滝亮輔さん>
「利用者ももちろんだが、職員もわくわくするような職場づくりというか。そういう環境があると、福祉も盛り上がったりとか、介護の業界は盛り上がると思うので、いろいろチャレンジしていきたい」
需要が高まる福祉業界のイメージを塗り替える、大きな一歩です。