中日・柳裕也、6回2安打無失点の快投 調整順調、自身初の開幕投手へ大前進

◆ 昨季は4勝11敗も防御率はチーム1位の2.44

中日の開幕投手候補に挙げられている柳裕也投手(29)が15日、阪神とのオープン戦(バンテリンD)に先発登板。6回2安打無失点と好投し自身初の大役に大きく近づいた。

抜群の制球力で立ち上がりから阪神打線を翻弄。4回は一塁・中田が難しいゴロを軽快に処理するなどバックの堅守も光った。テンポ良くアウトを重ね5回二死までパーフェクト投球を展開。直後に四球と安打で二死一、三塁のピンチを招いたが、8番・木浪を二ゴロに仕留めゼロを刻んだ。

続投した6回は先頭からの四球と安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、2番・中野を左飛に退け一死。続く森下には左翼への大飛球を許しヒヤリとしたが、フェンス手前で左翼・大島が捕球し事なきを得た。最後は4番・大山を三ゴロに仕留め、6回96球、2安打無失点、2奪三振2四球の内容でマウンドを降りた。

昨季は打線の援護に恵まれず4勝11敗と大きく負け越したが、防御率はチーム1位の2.44をマーク。開幕投手に指名されれば8年目で初の大役となる。

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