ハピラインふくいが新車両お披露目、ピンクと緑鮮やか JR北陸線の福井県内区間を継ぎ3月16日開業

華やかなピンクと緑色にラッピングされたハピラインふくいの新車両=3月15日、福井県敦賀市のJR西日本金沢総合車両所敦賀支所

 北陸新幹線福井県内延伸に伴い、JR北陸線の県内区間を引き継ぐ第三セクター「ハピラインふくい」は3月16日開業し、県民の通勤・通学を支える鉄道としてスタートを切る。鮮やかなピンクと緑色のデザインが印象的な新車両が15日初めて披露された。

 同社は開業に合わせ、JR西日本から「521系」車両16編成(32車両)を譲り受ける。うち1編成(2両)について、今月12日からJRのラッピングシールをはがす作業に着手。ハピライン仕様のシールを貼る作業の最終工程が15日、JR西金沢総合車両所敦賀支所で報道陣に公開された。

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 車両側面に緑とピンクの2色の帯が入り、窓の周りには会社のロゴマークに使われているひし形が花びらのように配されたデザインで、これまでのJR車両から一新。新車両は16日午前7時20分から福井駅で行われる開業記念出発式で使用され、同7時54分に敦賀駅に向かって出発する。

 開業前日までJR西が運行するため、残る15編成はハピライン移管後に順次ラッピングを施し、半年程度かけてすべて新しいデザインになる。

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