「オイルをまいてライターで着火した」 秋田県由利本荘市の先月の火事で遊び仲間の当時15~19歳の少年5人を補導 住民不安の解消で警察が公表 1人は窃盗で逮捕

秋田県警は15日、由利本荘市で2月に発生した建物の一部を焼く火事に関与したとして、当時15歳から19歳の少年合わせて5人を補導したと明らかにしました。

この火事は2月5日午前2時半ごろ、由利本荘市岩城内道川にある宿泊施設などとして使われていた旧秋田厚生年金休暇センターで発生し、建物の一部が焼けたものです。
現場に火の気はなく、警察が不審火の可能性があるとみて捜査を続けていたところ、2月に県央部に住む当時15歳から19歳の少年5人が関与したとして補導し、保護者に連絡して厳重注意しました。5人は遊び仲間で、警察の調べに「オイルをまいてライターで着火した」と話し、関与をおおむね認めているということです。
少年5人のうち当時19歳の少年1人は2月4日から5日にかけて、由利本荘市内のコンビニエンスストアでオイル缶と飲料水を盗んだ窃盗の疑いで、2月16日に通常逮捕されています。
秋田県警人身安全対策課は補導の事実を公表した理由について「県民や付近住民に不安を解消していただくため」とコメントしています。この建物では1月22日にも火事が発生していて、警察が関連を調べています。

© 株式会社アイビーシー岩手放送