岡山県 空港着陸、停留料を誤徴収 算定ミス 3社から最大655万円

岡山桃太郎空港

 岡山県は15日、岡山桃太郎空港(岡山市北区日応寺)の昨年4~11月の着陸、停留料について、航空事業者3社から誤って過大・過少徴収していたと明らかにした。担当職員の算定ミスが原因としている。

 3社はいずれも国内定期路線を運航する事業者。全日本空輸から655万48円、日本航空からは3万7395円それぞれ過大に徴収。一方、日本トランスオーシャン航空から7万4862円を過少に徴収していた。

 県によると、着陸、停留料は利用実績に加えて航空機の機材の重さなどによって決まる料金体系で、担当職員が毎月の精算時に適用する機材を誤っていたという。昨年12月に別の職員がミスに気付き、同4月以降の徴収分について再算定した。それ以前も誤っていた可能性が高いとみて調査を進める方針。

 県は判明分について返還や追加請求といった対応を取る。県民生活部は「事業者に迷惑をかけて申し訳ない。複数によるチェックなど再発防止策を講じたい」としている。

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