自治医大、医師国試合格100% 2年ぶり医大別首位返り咲き 学習支援が奏功

自治医大と自治医大付属病院

 2月に行われた医師国家試験の合格発表が15日に行われ、自治医大(下野市薬師寺)の受験者122人(既卒者1人含む)が全員合格を果たした。全員合格は同大のみで2年ぶりに合格率全国1位に返り咲いた。

 厚生労働省によると、合格者は計9547人で合格率は92.4%となった。女性の合格者は3307人で男性は6240人。大学別の合格率は自治医大が100%、国際医療福祉大医学部99.2%、兵庫医大99.1%、産業医大99.0%などだった。

 自治医大の合格率は2013年以降、10年連続で全国最高を記録していたが、23年は2位となっていた。 同大は「成績に課題がある学生向けに特別補講を行うなど、手厚い学習支援が奏功した」と今回の結果を受け止める。担当者は「学生を祝福するとともに、今後の地域医療への貢献を期待したい」と話した。

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