レヴォン・ヘルム、ガース・ハドソンも参加した久保田麻琴の傑作アルバム『ON THE BORDER』が待望のアナログ化

久保田麻琴の『ON THE BORDER』が待望のアナログ化、5月8日(水)にBEAMS RECORDS / Tuff Beatsより発売される。 ソロ名義では1973年にリリースされた『まちぼうけ』以来、細野晴臣とのユニット“ハリーとマック”から1年後にリリースされた『ON THE BORDER』がついにアナログ化。

今作は、2000年に旅したウッドストック、ニューオーリンズ、ケイジャンなど3つの土地で録音を行ない、現地の音をスワンプ、カントリーなどのサウンドに落とし込んだ元祖トラベラー・久保田麻琴によるロードムービー的な作品となっている。 ハリーとマックの『Road to Louisiana』にも参加しているガース・ハドソン、レヴォン・ヘルム、ジョン・セバスチャンらアメリカン・ロックの重鎮らが挙って参加。 空高く舞い上がっていきそうな久保田麻琴の伸びやかな歌声に、楽器の鳴りもすばらしい傑作アルバムが自身のリマスタリングにて待望のリイシュー。 なお、レコードの収録時間の都合上、CD / デジタル配信では収録されている「Blessing」「Oaxaca」「Rain On The Border」の3曲は本作ではカットされている。 『ON THE BORDER』アナログ盤の予約受付はこちら。 【久保田麻琴プロフィール】

1970年、裸のラリーズのメンバーとして活動をはじめる。1973年に東芝EMIよりソロ・アルバム『まちぼうけ』を発表、その後、夕焼け楽団とともに数々のアルバムを発表、エリック・クラプトン初来日公演の全国ツアーにオープニング・アクトとして参加するなど精力的にライブ活動を行なう。プロデューサーとして細野晴臣とのユニット“ハリーとマック”、喜納昌吉&チャンプルーズ、サンセッツ、Blue Asia、ディック・リー、The BOOM、浜田真理子、濱口祐自など多数を制作。

宮古島など南島、天草や郡上、江州音頭など日本の民俗音楽系の録音も多数ある。宮古島の神唄に焦点をあてたドキュメンタリー映画『スケッチ・オブ・ミャーク』では原案、出演、整音を行なう。2012年より開始した全国ロードショーは約3万人の観客を動員。

また、大友克洋のアニメ作品『火要鎮』(ショートピース)のサウンドトラックを制作。2023年には『AKIRA セル画展』の音楽を担当。岩波新書『世界の音を訪ねる』の執筆、TV-CM制作、DJや講演、コンサートやイベントの企画制作、ラジオ番組への選曲など活動は多方面にわたる。

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