テプラの使用済みカートリッジ、個人情報含む可能性に「盲点だった」 Xで話題、メーカーに聞いた「適した処分方法」

ラベルライター「テプラ」の使用済みカートリッジについて、使い方次第では個人情報が含まれうるとして、処分の注意を呼びかける投稿が2024年3月ごろからXで話題になっている。適した処分方法を製造・販売会社に取材した。

「転写した所が白抜きになるんだ」

発端は、Xユーザー・ひろみつ(@bakueikozo)さんの13日の投稿。「使い終わったテプラのカートリッジには個人情報が含まれる場合があるからちゃんと捨てるんだぞ」などと伝えた。投稿された写真ではカートリッジが分解されており、中の印刷済みインクリボンの文字が読み取れる状態なのが分かる。

投稿は大きな関心を集めており、「転写した所が白抜きになるんだ そりゃそうなんだけど、知らなかった」「リサイクルしよと思ってカートリッジ保管してるけど、これは盲点だった」「これはー、、、、恥ずかしながら盲点だ」と驚く声も少なからず出ている。

ほかに、「分解してテープを引きずり出してずたずたにしてます...」「使用済みの中身は取り出して燃やして捨てていたな」といった体験談も集まった。

「必要に応じてお手元で廃棄してから回収に出してください」

印刷済みインクリボンを個人で破棄する場合、どのような処分方法が適しているのだろうか。

前出の方法への見解と併せて尋ねたところ、テプラを製造・販売するキングジム(東京都千代田区)は15日、「テプラとしては本体取説の以下の案内のみになり、具体的な推奨の処分方法は案内しておりません」とJ-CASTニュースの取材に答えた。添付されたのは次の内容だ。

「使用済みのカートリッジには、印刷済みのインクリボンが入っています。印刷済みのインクリボンは必要に応じてお手元で廃棄してから回収に出してください」

回収したカートリッジについて、印刷済みインクリボンの処理工程は、「専門の処理業者にて、焼却処分しております」と説明した。

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