ロシアが市民無差別攻撃と懸念 国連人権理の調査委

ウクライナ南部オデッサの集合住宅前で、ロシアの攻撃による死者を追悼する人々=3日(ロイター=共同)

 【トレント(イタリア北部)共同】国連人権理事会が設置したウクライナでの人権侵害状況を巡る独立調査委員会は15日、スイス西部ジュネーブで記者会見し、ウクライナ南部オデッサなどで国際人道法に違反する無差別攻撃が行われ、市民の犠牲を拡大させていると懸念を示した。

 調査委は報告書を公表し、ロシア当局が捕虜やウクライナ軍に協力したと疑った市民らに加える拷問が「組織的にまん延している」と指摘。子どもの連れ去りや強姦でも責任追及が必要だと強調した。報告書は近く人権理に提出する。

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