1等地なのに…ドルフィンポート跡地の年間利用収入は580万円 鹿児島県が新体育館建設を計画

鹿児島県が新総合体育館の整備を計画しているドルフィンポート跡地(中央)=鹿児島市(チャーター機から撮影)

 鹿児島県は15日の県議会総合政策建設委員会で、2023年度の鹿児島港本港区ドルフィンポート(DP)跡地の利用収入が22年度比40万円増の580万円と報告した。

 県は20年10月から、DP跡地(約2万平方メートル)を、主に隣接のウオーターフロントパーク(緑地)で開かれるイベントの駐車場として貸し出している。23年度はオーガニックフェスタやラーメン王決定戦などの駐車場に使われた。跡地であった展示会などのイベントを含め、2月末時点で貸し出しは29件だった。

 また、23年の本港区北ふ頭へのクルーズ船寄港は13隻で、新型コロナウイルス禍前の19年(11隻)の水準に回復していると説明した。

 ドルフィンポートは2005年4月に開業した商業施設。2020年3月末に営業を終えて解体された。跡地に県が新総合体育館の建設を計画している。

〈関連〉南北300mに延びる2階建ての建物で2005年4月に開業し、2020年3月に営業を終了した商業施設ドルフィンポート=2019年5月撮影

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