大学野球と茨城県内8高校が交流戦 22~24日、選手育成狙う 首都圏9校参加

大学野球スプリングフレッシュリーグin茨城の開幕に向け、意気込む選手と実行委員会の学生ら=県庁

首都圏の大学野球で出場機会を模索する1、2年生と茨城県内高校野球の育成を目的とした交流試合「第1回大学野球スプリングフレッシュリーグin茨城」(同実行委員会主催)が22~24日、ノーブルホームスタジアム水戸など茨城県内4球場で行われる。出場大学の選手と実行委員会が15日、茨城県庁で会見し、意気込みなどを語った。

同大会は過去に同リーグ新潟大会などの発起人となった慶大の松橋崇史教授=竜ケ崎一高出身=が筑波大の学生とともに企画。松橋さんは「4月の大学野球開幕を前に育成の機会をどうつくるか」と開催の意図を語った。

茨城県内からは筑波大、常磐大、流通経大、日本ウェルネススポーツ大の4大学が参加。そこに東京六大学リーグの慶大、法大、立大、東大のほか、関甲新学生リーグの白鷗大を加えた全9大学と、茨城県高野連が地域性の観点から選定した土浦三高や水戸一高など、高校8校が参加する。高校生と大学生が対戦する際は7イニング制が導入される。

交流試合のほか、各球場の部員が「地域交流プログラム」の企画運営を行い、小学生から高校生を対象とした野球教室や進路相談、球場周辺の清掃活動などを実施する。

会見で学生企画チームの全体統括で筑波大マネジャーの広瀬健大さん(3年)は「大会コンセプトの『人づくり』を達成できるよう半年ほど前から考えた」と説明した。

会見前には大井川和彦知事を表敬訪問。知事から「県内の野球ファンも喜ぶ。高校生にもいい刺激となる機会だ」と激励を受けた。

地元が舞台となる交流試合に向けて、土浦日大高出身で法大2年の菅野樹紀(たつき)選手は「慣れ親しんだ球場でできる。全勝を目指して頑張る」と意気込んだ。

© 株式会社茨城新聞社