電気工事業のセイクン 避雷設備の実験施設運用開始 石川県の山中でデータ収集 落雷を効果的に防ぐ技術確立へ

石川県内の山頂に設置した実証設備

 電気工事業のセイクン(本社名古屋市南区赤坪町213の1、上野晃社長、電話052.821.2176)は、避雷技術の実証・試験を本格化する。石川県内の山中に建設した鉄塔を用い、今冬から落雷データの収集を始めた。建物や風車への落雷を防ぐ欧州製の避雷設備の施工に力を入れており、実証データをもとに今後の受注につなげたい考え。開発に関心を持つ企業や大学などにも共同研究を呼び掛ける。

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