世界初のAIエンジニアが誕生、将来的にソフト開発者がいなくなる?―中国メディア

世界初のAIエンジニアが誕生したが、将来的にソフト開発者はいなくなるのだろうか。

世界初のAI(人工知能)ソフトエンジニア「Devin」が誕生した。フルスタックでの開発、クラウド展開、基礎コード、バグ修正などが実現できる上、数千項目の意思決定が必要な複雑なエンジニアリングタスクを計画・実行することも可能だ。

あるAI専門家はSNSで、「初のAIエンジニアには期待できそうだ。DevinがトップAI企業の面接で抜きん出て、任務遂行に成功したことが印象的だ」との見方を示した。Devinがプログラミングをしている動画もインターネット上に複数出回っている。

AI時代にプログラマーが必要かについて、360集団創業者の周鴻禕(ジョウ・ホンウェイ)氏は、「AI時代は今まで以上にプログラマーが必要だ。コンピューター専攻とプログラマー業界は今後も成長する業界で、最も有望な業界だ。この傾向は5~10年先まで続く」との見方を示す。

グーグルの共同創業者のセルゲイ・ブリン氏も最近、「現在の大規模言語モデルにとって、プログラミングは最もチャレンジングな任務の一つだろう。われわれはAIの未来の動向を完全に予測できない。AIは多くの職業に影響を及ぼすことが見込まれるため、プログラマーだけを取り上げて議論すべきではない」と述べた。

プログラマーは現在も人気職種だ。多くのIT大手の採用情報を見ると、プログラマーとエンジニアの月収はややもすれば数万元に上る。特にAIやクラウドコンピューティングなどは高給で人材を募集している。

求人サイトの智聯招聘が発表した報告書によると、IT・インターネットは引き続き求人需要が旺盛な業界だ。職種別に見ると、春節(旧正月、今年は2月10日)後の2週目における応募者数前月比成長率トップ3はフロントエンド開発、ソフトウェア開発、テストエンジニアだった。データエンジニア、モバイル研究開発、AIエンジニア、半導体エンジニアなどの技術型ポストも応募者数の前月比成長率トップ20に入った。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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