大統領選投票率、初日で3割超す プーチン氏は公邸でネット投票

15日、モスクワ郊外の公邸でインターネット投票するロシアのプーチン大統領(ロシア大統領府提供・タス=共同)

 17日開票のロシア大統領選で、中央選挙管理委員会は15日、投票初日の同日夜までに全有権者の36%以上が投票を終えたと公式サイトで発表した。大統領府によると、プーチン大統領はモスクワ郊外の公邸でインターネットを通じて投票した。16日、極東地域から2日目の投票が始まった。

 通算5選を狙うプーチン氏は支持率約80%で他の3候補を引き離しており、圧勝が確実な見通し。

 ウクライナ侵攻で停戦を求める改革派野党ヤブロコは有権者に棄権を訴えている。2月に死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは17日正午に一斉にプーチン氏以外の候補に投票するよう呼びかけている。(共同)

ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島のシンフェロポリで投票する女性=15日(AP=共同)

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