「思い出したくない」日本代表の“恐怖の北朝鮮遠征”に韓国メディアが警鐘!主将ソン・フンミンの言葉を回想「ラフプレー、罵詈雑言...」

日本代表は、北中米ワールドカップのアジア2次予選で、3月21日に国立競技場、26日に平壌の金日成スタジアムで北朝鮮と対戦する。

13年ぶりとなる敵地のアウェーゲームは、未知な部分が少なくない。そんな日本に警鐘を鳴らしたのが、韓国メディア『SPOTV NEWS』だ。3月15日に「ソン・フンミン『思い出したくない』だった北遠征。日本は事前訪問から拒絶された」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えている。

「13年ぶりに平壌のアウェーゲームに臨む日本代表が準備に難航している。15日、日本サッカー協会の関係者によると、現場の視察を目的に予定された平壌訪問がキャンセルされた。人工芝などの情報を選手に提供するために代表団を設けて平壌訪問を計画していた」

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同メディアは「日本は2011年11月、2014ブラジルW杯3次予選で、平壌でプレーした。当時、反日感情が激しい北朝鮮の観衆の前で日本は士気を失い、後半5分に決勝ゴールを許して0ー1で負けた。日本にとって北朝鮮遠征は恐怖のままである」と綴り、2019年11月に韓国代表が北朝鮮遠征をした際の主将ソン・フンミンの言葉を掲載している。

「ソン・フンミンは、金日成スタジアムの人工芝で競技を行なったことに対して『サッカー選手として芝のせいをするのは言い訳』としながらも『選手たちが100パーセントのスキルを見せられない環境だったのは事実』と言った」

「北朝鮮選手たちの鋭い反応も韓国の選手たちを悩ませた。ソン・フンミンは『相手がとてもラフだった。北朝鮮選手たちが鋭敏に反応した。北朝鮮の作戦だったかもしれないが、誰が見てもラフなプレーをした』とした」

同メディアは「ソン・フンミンは『北朝鮮選手たちに激しい罵詈雑言も聞いた。あまり思い出したくない』と話して笑った。彼は『怪我をしないようにしようという考えを先にした。こういう試合で怪我なく戻ってきて幸いだと思う』と話した」と続けている。

「また、スタジアム外でも宿に指定されたホテル以外はどこも訪れないよう統制した。ソン・フンミンは『北朝鮮が僕たちの戦力を大きく意識してこのような行動をすると考えた。外部的なものよりは試合に集中しようと努力した』と答えた」

人工芝、ラフプレー、罵詈雑言、ホテルでの制限...。今回の日本も冷静にプレーする必要がありそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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