累計30万部超も! なぜ「ねこのまちがい探し」は大ヒットしているのか? 新本命は“推しネコ活”までできるって本当!?

今、「ねこのまちがい探し」の本が大流行していることをご存じだろうか? 「まちがい探し」といえば、数独やクロスワードとともに“脳トレ系”の一大ジャンルとして古くから根強い支持を得ているが、今大ヒット中の「ねこのまちがい探し」は、その絵柄が、子猫から、やんちゃさん、あざとネコまで(⁉)とにかく、かわいいネコだらけなのだ。一番ヒットしている“元祖”といえるシリーズ「毎日脳活スペシャル ねこのまちがいさがし1」(文響社)は、すでに第8弾まで発売中(2024年3月11日現在)。シリーズ累計で、なんと30万部を突破しているそう。恐るべし、にゃんこパワー。このような表紙のネコと、書店やコンビニエンスストアで“目が合った”ことがある人もいるのでは。

この“元祖本”の好調な売れ行きを見て、ほかの出版社も、あの手この手で類似商品を続々と発売。書店はちょっとした「ねこのまちがい探し」祭り状態だ。

YouTubeチャンネル登録者数210万人越えのスターキャット「もちまる」のかわいい姿が楽しめる「もちまる日記まちがい探し」(ブティック社)に、世界の悪そうな顔をしたネコ「ワル猫」が登場する「ワル猫まちがいさがし」(ブティック社)、気品の高いネコたちを集めた「お洒落ねこの間違い探し」…などなど、ネコの種類もさまざま。監修者にも、脳トレの第一人者の川島隆太教授が登場するなど、こちらも争奪戦の様相を呈している。

ネコをフィーチャーした「まちがい探しの本」は、なぜ、こんなにもヒットしてるのか? 実際に何冊も購入して問題を解きまくったネコ好きで、まちがい探し好きの筆者が、その理由を考えてみた。

理由① 「プレゼント」に丁度よくて気が利いている

孫や子ども、おじいちゃんやおばあちゃんへ贈るのはもちろん、小さい子どもやネコ好きの友達にプレゼントしても、表紙から最後まで、かわいいネコのオンパレード。それは老若男女、食いつくこと必至。しかも、見て楽しむだけでなく、脳トレまでできてしまう実用性まで備えている。うっかり表紙の間違いを探し始めたら最後、誰もがエンドレス沼にハマりかねない。プレゼントした相手の、喜ぶ顔や笑顔が容易に思い描けるのも、贈り物として強い上に、贈った側の評価もアップしそうだ。

理由② まちがい探しを解くと“脳に効いている”実感が得られる

まちがい探しの問題が、簡単なものから難しいものまで、まんべんなくそろっている上に、結構しっかり作り込まれているため、まちがいを見つけられた時、本当に脳がひらめいてすっきりした感覚が得られ、不思議と「脳に効いているのでは?」と実感ができる(あくまでも個人の感想。ぜひご自分でお試しを)。もちろん、監修の先生もしっかりついているので、信用性もお墨付きだ。

理由③ ネコたちがかわいくて癒やされる! だから飽きずに続けられる

こういった脳トレ系の本って、続けているうちに飽きてくる…というのが大きな問題な気がする。だいたい傾向が分かってきたり、物足りなくなってきたりするものだ。なので、飽きさせない仕掛けはとても大事。その点、「ねこのまちがい探し」は、ありとあらゆる種類のかわいいネコの写真が、怒濤(どとう)のごとく癒やしにかかり、“癒やし地獄(天国!?)”へと誘う。やめる理由がないのだ。脳トレに飽きたり疲れたりしても、眺めて癒やされるという使い方もありだ。

このように、以上三つのヒットの理由を紹介してきたが、実は、このヒットの理由を満たした上に、新しいコンセプトを持った「ねこのまちがい探し」が登場すると、今、ねこ好きから注目されている本がある。

そのコンセプトはズバリ「会いに行ける!」

これまでの「ねこのまちがい探し」に登場していたのは、どこのどなたか分からないネコか、はたまた、手が届かないほどのスターネコばかり。せっかく「まちがい探し」を通して“推しネコ”に出会えたにもかかわらず、実際になでたり餌をあげたりできないとは寂しい限り。

そんな中、3月22日発売の「会いに行ける!ねこのまちがい探し」は、本に登場するネコたちに実際に会って触れ合うという“推し活”をすることができる。なぜなら、登場する見目麗しいネコたちは、あのエド・シーランがサプライズで訪れたことで世間を騒がせた猫カフェ「猫カフェ MOCHA(モカ)」のキャストたちだからだ。

さらに、「猫カフェ MOCHA(モカ)」の全国の店舗で使える、おやつ(「猫ちゃんのアイス」税込・550円)の無料クーポンも付いている。行かない理由が見つからない。ぜひ、このおやつを持ってネコたちの人気者になってきてほしい。

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