バットマン初登場から85年!9月16日〈バットマンの日〉に先駆けノーラン監督『ビギンズ』&最新作『THE BATMAN』ほかDC映画がTV放送

『バットマン ビギンズ』BATMAN and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. Batman Begins© 2005 Patalex III Productions Limited. Package & Supplementary Material Compilation © 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.『THE BATMAN-ザ・バットマン-』DC LOGO, BATMAN and all related characters and elements TM and © DC. The Batman © 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.DVD発売中 価格:1,572円税込 発売:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

バットマン生誕85周年

ご存知「バットマン」が1939年に<ディテクティブ・コミックス>に初登場してから、2024年で85年を迎える。ティム・バートン監督、マイケル・キートン主演の映画版『バットマン』(1992年)はいまだ色あせないスーパーヒーロー映画の金字塔だが、その後数十年のあいだに映像技術は飛躍的に進歩し、バットマンも様々な進化を遂げた。

日本でも80年代から翻訳コミックが出版され、90年代には初代ドラマ版も再放送。アメコミ映画ブーム以前から幅広い世代に刷り込まれていた、元祖輸入ヒーローの一人と言えるだろう。いまだに無関心層が”バッドマン”なんて表記しているのを目にしたりはするものの、もはやあらゆるエンタメを語るうえでスルーすることは不可能な存在になっている、

クリストファー・ノーラン『バットマン』トリロジーに再注目

そんなバットマンの最近の関連トピックといえば、アカデミー賞8部門にノミネートされアメコミ映画の風向きを決定的に変えた『ダークナイト』(2008年)の監督であるクリストファー・ノーランが、最新作『オッペンハイマー』で同賞の作品賞、監督賞ほか最多7部門を獲得したこと。おかげで『バットマン ビギンズ』(2005年)、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』(2012年)からなるトリロジーが改めて注目を集め、アメコミ映画の第一歩を踏み出す新規ファンも増えていることだろう。

同トリロジーで最高の悪役といえば故ヒース・レジャーが演じた『ダークナイト』のジョーカーだが、もうひとり忘れられない悪役がいる。それが、『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーがトリロジーを通して演じた、スケアクロウことジョナサン・クレイン。悪夢のような幻覚を操るスケアクロウの怪しさがキリアンの好演によって増幅され、ある意味もっとも厄介な存在として記憶に刻まれることとなった。

また、現時点での最新バットマン映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022年)には、ポール・ダノ演じるリドラーことエドワード・ナッシュトン、コリン・ファレル演じるペンギンことオズワルド・“オズ”・コブルポットなど、お馴染みの悪役が登場。ペンギンはスピンオフ製作にもGOが出たようで、バリー・キオガンが演じたジョーカーらしき存在の今後も気になるところだ。

そんなゼロ年代『バットマン』の重要2作が現在、CS映画専門チャンネル ムービープラス「特集:バットマン生誕85周年記念!DCヒーロー特集」で放送中。同特集ではバットマンと並んでDCコミックを代表するヒーローであり、ジャスティス・リーグの一員であるスーパーマンやアクアマンの単独作も一挙放送する。ジェイソン・モモア演じるアクアマンは言わずもがな、70~80年代にクリストファー・リーヴが演じて一時代を築いたスーパーマン映画4作は、アメコミ映画全盛の今こそ新鮮に映るはずだ。

『バットマン ビギンズ』(2005年)

少年時代、資産家の両親を凶弾で失ったブルース・ウェイン。ゴッサム・シティの治安と経済の悪化が招いた悲劇に遭遇した彼は、弱者を痛めつける悪を倒そうと決意。力をつけるため、終わりのない旅へ出る。やがて世界中を放浪して逞しく成長したブルースは、犯罪うずまく裏社会に身を投じる。

クリストファー・ノーラン監督の新『バットマン』シリーズ第1弾。クリスチャン・ベイル、渡辺謙共演でバットマン誕生に至る秘話を描く。

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル マイケル・ケイン リーアム・ニーソン 渡辺謙

『THE BATMAN−ザ・バットマン−』(2022年)

優しくミステリアスな青年ブルースが両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者を狙う連続殺人事件が発生。犯人のリドラーは毎回必ず“なぞなぞ”を残し、警察やブルースを挑発する。そしてリドラーは次の狙いをバットマンに定め……。

『ダークナイト』トリロジー以来となるバットマンの単独映画であり、最狂知能犯リドラーとの対決を描く。『TENET テネット』のロバート・パティンソン主演。

監督:マット・リーヴス
出演:ロバート・パティンソン ゾーイ・クラヴィッツ ポール・ダノ

『アクアマン』(2018年)

サメを始め、海の生物すべてを味方にする力を持つアクアマン。彼は海底王国アトランティスの末裔だが、人間として育てられた。ある日、人類を超える文明を持つアトランティス帝国が、地上の侵略を開始!地上と海、どちらを守るのか?アクアマンは選択を迫られる。

ジェームズ・ワン監督×ジェイソン・モモア主演。DCコミックス発のヒーローで『ジャスティス・リーグ』にも参戦したアクアマンの戦いを描く海中バトル・アクション。

監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア アンバー・ハード ウィレム・デフォー

『スーパーマン』(1978年)

滅亡の危機に瀕した惑星クリプトンから1人、地球へ脱出させられた赤ん坊。クラーク・ケントと名付けられた彼は成長し、やがて自らの出生の秘密、能力と使命を知る。そしてデイリー・プラネット新聞社で働く傍ら、正義と真実を守るスーパーマンに変身し、次々と事件を解決していく。

クリストファー・リーヴ主演のヒーロー・アクション第1弾。銀河のかなた、惑星クリプトンから地球にやってきた超人=スーパーマンの活躍を描く。

監督:リチャード・ドナー
出演:クリストファー・リーヴ マーロン・ブランド ジーン・ハックマン

『スーパーマン』、『スーパーマンII 冒険編』(1981年)、『スーパーマンIII 電子の要塞』(1983年)、『スーパーマンIV 最強の敵』(1987年)と、それぞれ【地上波追録/吹替版】も放送。

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