盛岡工高出身でスピードスケート女子の吉田雪乃(盛岡・寿広)はワールドカップ(W杯)に初参戦した今季について「正直、こんなにきついものだと思っていなかった」と率直に振り返った。欧米各国を転戦してW杯、四大陸選手権、世界距離別選手権の主要大会に出場。21歳は「経験を積めたことが収穫。(自己評価は)80点くらい」と充実した表情を見せた。
吉田は盛岡市の盛岡工高で、激動のシーズンを終えた心境を明かした。世界のトップ選手と渡り合い、主戦場の500メートルでW杯個人総合11位。手応えと悔しさを味わった。昨年は初戦4位を最高に1桁順位に3度入ったが、年明けはW杯3レースいずれも10位台にとどまった。