立花孝志氏、大津綾香氏とのLINE暴露予告も みんつく党破産も政党存続強調「裁判所はまともな決定をした」

政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志氏(56)が15日、国会内での定例会見で、大津綾香氏(31)が党首のみんなでつくる党(旧政治家女子48党)が約11億円の負債を抱え、14日に東京地裁から破産手続開始決定を受けたことについて「裁判所はいたって、まともな決定を下していただいた」と述べた。

立花氏は、大津氏が党の資金を不正に搾取しようとした行為を繰り返したとして、阻止するために債権者が破産を申し立てたと説明。大津氏と斉藤健一郎参院議員(43)との代表権争いは、21日に東京地裁で判決が下されるが「大津氏がいなくなって、斉藤くんが所属したら来年から政党助成金が入ってくる。遡及(そきゅう)して代表者になるということであれば、今年の政党助成金を受け取ることが十分可能」と、債権者への弁済見通しを示した。

大津氏が破産手続開始決定を不服として、抗告すると表明したことについては「抗告を裁くのは高裁で、手続きは粛々と進む。こちらも反論を1個出すくらい。ほぼ100%棄却されるので、何しているのという感じ」と反論する。

立花氏は「破産しても無くなるのではなく、政党としては残ります」と、株式会社とは違い政党自体は残るとした。会見に同席した村岡徹也弁護士は「単純に言えば、法人格を消滅させるっていう規定がない。政治団体とか政党は特定の政治意識に共感した人間たちが集まって政治活動をする場所なので、経済的に破産状態になっても政治意識が覆ることはない。法人格自体を消滅させる必要はないと立法府はそう考えている」とした。

超レアケースな政党の破産劇は、世間の耳目を引くニュースとなった。ガーシー前参院議員が帰国しなかったことの責任を取り、大津氏に代表権を渡したことがそもそものきっかけだが、立花氏は「私と大津綾香氏が男女の関係で『大津さんを口説くために代表権を渡したんじゃないか』と聞いてこられた方もいらっしゃった。誤解をされている方が非常に多い」と驚く。

立花氏は「私が大津さんを口説いたこともなければ、関係を私が求めたみたいなことは一切ございません。彼女を代表者にしたのは、池上彰さんのお嬢さん役をやっていたことが大きな理由」と、大津氏との男女の関係を強く否定した。

「一切ない、ということを証明していかないといけない」と、立花氏は大津氏とのLINEのやりとりをYouTube上で公開すると表明。「彼女は国政政党の党首ということを言ってますので、プライベートはないだろう。編集すると問題が出てくるので、一切編集なしで出していきたい」と予告した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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