20日に「あぶきゅう応援フェスタ」 宮城県角田市のかくだ田園ホール

 福島、宮城両県を結ぶ第三セクターの阿武隈急行線を応援する「あぶきゅう応援フェスタ」は20日、宮城県の角田市民センター(かくだ田園ホール)で開かれる。新型コロナウイルスや相次ぐ災害で経営が影響を受けた阿武隈急行線の魅力を発信し、乗客数の増加につなげる。

 実行委員会の主催。有志団体「あぶきゅう応援団」の団長・黒須大輝さん(19)=福島学院大マネジメント学部1年=が実行委員長を務める。同大の学生が作った紙芝居「はしれ!あぶきゅう」の読み聞かせや旧型8100系、新型車両AB900系の模型走行、沿線の活動団体紹介などを予定している。阿武隈急行の冨田政則社長が「阿武隈急行線の今」と題して講演する。

 福島移動昆虫館主催の「虫フェスタ」を同時開催し、ヘラクレスオオカブトなどを鑑賞できる。5月に福島市で開かれる「虫フェスタ」の告知ヘッドマークの写真も展示する。

 黒須さんは角田市在住で、阿武隈急行線を利用して通学している。「一人でも多くの人に乗ってもらい、魅力や生活に欠かせないことを知ってもらいたい」と話している。

 入場無料。時間は午後2時から同3時30分まで。

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