パイレーツが好守のテイラーを獲得へ 1年400万ドルで契約合意

パイレーツが2021年にゴールドグラブ賞を受賞した経験のある好守のセンターを手に入れたようだ。日本時間3月15日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、パイレーツはツインズからFAとなっていたマイケル・A・テイラーと1年400万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。パイレーツは右翼のレギュラーが不透明な状況だったが、好守のテイラーが加入したことによって、昨季正中堅手を務めたジャック・スウィンスキーを右翼に回すことが可能になり、外野のレギュラーが固まった。

まもなく33歳の誕生日を迎えるテイラーは2019年にナショナルズでワールドシリーズ制覇の経験があり、メジャー10年目の昨季はツインズでプレー。バイロン・バクストンに代わって正中堅手を務め、129試合に出場して打率.220、21本塁打、51打点、13盗塁、OPS.720を記録した。

ロイヤルズ時代の2021年にゴールドグラブ賞を受賞しているように、好守のセンターとして知られており、2021年と2022年はいずれもセンターで守備防御点+19の好成績をマーク。昨季は+5とやや数字を落としたが、ナショナルズ時代の2017年に+12、2018年にも+14を記録しており、現在のMLBにおいて、トップクラスの守備力を持つセンターの1人であることは間違いない。昨季は正中堅手に起用されたスウィンスキーが守備面で苦戦していただけに、センターの守備力は格段にアップすることになりそうだ。

テイラーが加入したことで、パイレーツの外野のレギュラーは左翼ブライアン・レイノルズ、中堅テイラー、右翼スウィンスキーという顔ぶれになるだろう。控え一塁手のコナー・ジョーと控え内野手の裴智桓(ペ・ジファン)が外野を守ることができるため、控え外野手に与えられるベンチ入りの枠はおそらく1つだけ。この最後の1枠をめぐり、スプリング・トレーニングの残りの期間でエドワード・オリバレス、ジョシュア・パラシオス、ケイナン・スミス=エンジグバらが競争を繰り広げることになる。

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