スタジオコロリドのアニメ映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』少年と鬼の少女を描く青春ファンタジー

スタジオコロリドが手掛けるアニメ映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』が、2024年5月24日(金)より劇場公開される。

スタジオコロリドの長編アニメ映画第4弾

スタジオコロリドは、初の長編映画『ペンギン・ハイウェイ』で日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞したのをはじめ、『泣きたい私は猫をかぶる』『雨を告げる漂流団地』といったアニメ作品を世に送り出してきた新進気鋭のクリエイタースタジオ。

長編第4弾となる新作アニメ映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』は、少年と鬼の少女が紡ぐ“ひと夏でひと冬”の青春ファンタジーだ。頼まれごとを断れず、親友もいない少年・柊が、泊まるあてがないという鬼のツムギを助けるところから物語はスタート。2人で物心つく前に別れたツムギの母親を探す旅に出る。本当の気持ちを隠してしまいがちな柊と、“想いを口にすることが大切である”がモットーの鬼の少女・ツムギがどのような旅を繰り広げるのかに注目だ。

主演は小野賢章&富田美憂

主演は、小野賢章と富田美憂が務める。映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)をはじめとする吹替や、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』など多彩な作品で活躍する小野賢章は山形県に住む高校生の八ッ瀬柊役を、『子供はわかってあげない』の劇中アニメやアニメ「かぐや様は告らせたい」シリーズにも参加している富田美憂は鬼の少女・ツムギ役を演じる。

主人公・八ッ瀬柊(やつせ・ひいらぎ)…小野賢章

山形県に住む高校1年生。“周りと上手に過ごしたい”“人に嫌われたくない”という想いから、気づけば頼まれごとを断れない性格に。自ら進んで“誰かのために”を一生懸命にやってみるも、何かが上手くはいかず、親友と呼べる友だちもいない。季節外れの雪が降った夏の日にツムギと出会う。

主人公・ツムギ…富田美憂

人間の世界に母親を探しに来た、ツノを持つ鬼の少女。出会った柊を旅の道連れに。天真爛漫で自分勝手、柊とは正反対で周りの目を気にしない性格の持ち主。故郷は“隠の郷(なばりのさと)”。

監督は『泣きたい私は猫をかぶる』の柴山智隆

監督を務めるのは、『泣きたい私は猫をかぶる』で長編監督デビューを果たした柴山智隆。スタジオジブリを経て、スタジオコロリドにて数多くのCMや映像作品に参加してきた。脚本はTVアニメ「ちはやふる」シリーズやTVアニメ「薬屋のひとりごと」を手掛けた柿原優子が担当。キャラクターデザインは横田匡史、キャラクターデザイン補佐は近岡直が手掛ける。

主題歌&挿入歌はずっと真夜中でいいのに。

映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』の主題歌、挿入歌を担当するのは、「ずっと真夜中でいいのに。」。ともに約1年ぶりの新曲となる。主題歌「嘘じゃない」は、“本当の気持ち”をテーマとする映画のメッセージを表現した楽曲。柊やツムギ、そして鑑賞した人の思いに友人のように寄り添う楽曲となっている。

映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』あらすじ

高校1年生の柊は、気づけば頼まれごとを断れない性格に。毎日“誰かのために”を一生懸命やってみているのに、親友と呼べる友だちがいない。ある夏、やっぱり何かが上手くいかない柊は、泊まるあてがないというツムギを助けるが、その夜、事件が起きる。部屋で居眠りをしていた柊がふと寒さで目を覚ますと、部屋が凍りついていた。柊は謎の化け物に襲われ、助けに来たツムギとふたりで部屋を飛び出す。ツムギは自分が“鬼”で、物心つく前に別れた母親を探しにきたという。

そして、柊から出ている“雪”のようなものは、本当の気持ちを隠す人間から出る“小鬼”で、小鬼が多く出る人間はいずれ鬼になるのだと……。柊はツムギの「お母さん探しを手伝って欲しい」という頼みを断り切れず、一緒に旅に出ることに。しかし、時を同じくして、ツムギの故郷でも事件が起きていてーー。

【詳細】
映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』
公開日:2024年5月24日(金) 劇場公開
※同日よりNetflixでも世界独占配信
監督:柴山智隆
脚本:柿原優子、柴山智隆
出演:小野賢章、富田美憂、浅沼晋太郎、山根綺、塩田朋子、斎藤志郎、田中美央、ゆきのさつき、佐々木省三、日髙のり子、三上哲、京田尚子

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