先発投手陣に故障者発生のアストロズ スネル獲得を真剣に検討か

米メディア「ジ・アスレチック」が報じたところによると、アストロズは昨季パドレスで自身2度目のサイ・ヤング賞に輝いたブレイク・スネルの獲得を真剣に検討しているようだ。アストロズはジャスティン・バーランダー、ルイス・ガルシア、ランス・マカラーズJr.と3人の先発投手を故障で欠いている状況だが、さらにホセ・ウルキディにも故障が発生。チーム内に代役候補はいるものの、先発投手陣に故障者が続出している状況のなかで、FA市場に残ったままの大物投手を獲得すべく動き始めたとみられる。

今季のアストロズは、ガルシアがトミー・ジョン手術のリハビリ、マカラーズJr.も右ひじ手術のリハビリで出遅れることが確定していた。エース格のバーランダーもキャンプ前に肩を痛めた影響で調整が遅れており、ジョー・エスパーダ監督は開幕に間に合わないことを明言。それでもフランバー・バルデス、クリスチャン・ハビアー、ウルキディ、ハンター・ブラウン、J・P・フランスという5人でローテーションを形成できる見込みだったが、日本時間3月16日にマイナーの練習試合に登板したウルキディが右ひじを痛めて降板し、構想に狂いが生じた。

オープン戦ではメジャー3年目を迎える30歳の右腕、ロネル・ブランコが4試合に先発して3勝0敗、防御率0.00と素晴らしいピッチングを見せており、ウルキディに代わって開幕ローテーション入りする最有力候補に挙げられている。ほかには、昨季13試合に先発したブランドン・ビーラックもおり、スネルを獲得しなくともローテーションの穴を埋められる状況にはなっている。

スネルは日本時間3月16日に地元シアトルで実戦形式の登板を行い、4イニングを投げたという。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、アストロズもその様子を視察しており、スネルの状態のよさを実際に目の当たりにしたようだ。7年連続で少なくともリーグ優勝決定シリーズまで進出しているMLB屈指の強豪が昨季のサイ・ヤング賞投手を手に入れることになるのか。今後の動向が注目される。

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