快適さ追求、アイデア満載 女性農業者が作業着ファッションショー/五戸

農作業着を改良したアイデアを発表する会員ら

 五戸町と新郷村の女性農業者でつくる「カッチャレンジャークラブ」(類家裕子会長)は8日、五戸町の倉石コミュニティセンターで、初めて農作業着のファッションショーを開いた。メンバー各自が、快適さを追求したアイデア満載の作品を発表し、来場者は興味深く見入っていた。

 同クラブは、農作業時の安全の大切さを地域に広める活動などに取り組んでいる。今回のファッションショーは、JA八戸女性部五戸支部の総会終了後に行われた。

 各作品は、身の回りにある物を使って改良。夏の暑さ対策として腰回りに蒸し布を巻いて通気性をよくしたものや、スマートフォンを入れるポケットを背中の部分にファスナーで付け、取り出しやすくしたものなど14作品を紹介。類家会長がユニークな語り口で説明し、会場内は笑いが絶えなかった。

 同クラブメンバーの高村るり子さん(同町)は、汚れやすい膝の部分にヤッケの生地をかぶせたズボンを披露。終了後の取材に「予想以上にいい反応で、うれしかった」と振り返った。【全文】

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