露天商の組合理事長が暴力団員の浜松まつり出店を手助けか 79歳の男を逮捕 静岡県警

去年の浜松まつりで、暴力団と密接な関係があると知りながら、露店の出店権をだまし取る手助けをしたとして、露天商でつくる組合の理事長の男が逮捕されました。

詐欺ほう助の疑いで逮捕されたのは、静岡県西部街商協同組合の理事長の男(79)です。警察によりますと、理事長は去年の浜松まつりで、すでに詐欺の疑いで逮捕されている6代目山口組傘下の2代目国領屋一家系組長の男(72)の関係者から出された出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした疑いが持たれています。

警察によりますと、男は理事長の立場を利用して犯行に及んだとみられていて、見返りをもらっていたとみられています。警察は理事長の認否を明らかにしていません。

また、浜松まつりでの逮捕者を受け、中野祐介市長は「再び逮捕者が出たことは極めて遺憾。暴力団を排除し、安心安全な浜松まつりとなるよう全力で取り組んでまいります」とコメントしています。

© 静岡朝日テレビ