町議が広報誌に画像無断転用 京都・京丹波、SNS投稿画像 指摘あり発覚

京丹波町

 京都府京丹波町議会が発行する広報誌に、ネット上から無断で転用した画像が複数掲載されていたことが、15日までに分かった。編集に関わった広報広聴特別委員会副委員長の山﨑裕二町議が流用を認め「大変申し訳なかった」と謝罪した。

 2月16日発行の「議会だより 京丹波」。12月定例会で可決されたふるさと納税に関する補正予算の記事に、同町から返礼品を受け取った寄付者がSNSに投稿した画像が使われていた。また、同町が導入を検討するデマンド型交通システムの記事では、奈良県田原本町のホームページの画像を使用していた。

 今月5日、町議会事務局に「SNSの写真が知らない間に広報誌に使われている」と指摘があり発覚。山﨑町議が転用を認め、田原本町の画像の無断使用も明らかになった。「承諾を得る必要があるという認識はあったが、別の町議に頼んだつもりだった」と釈明している。

 14日の臨時全員協議会で、梅原好範議長は「著作権侵害の恐れもある。議会全体の問題として、再発防止に向けた議論を進めたい」と話した。

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