長崎県長崎市横尾3丁目の長崎外国語大で15日、春季卒業式があり、中国や韓国など6カ国・地域の留学生16人を含む183人が学びやを巣立った。
本年度卒業生は新型コロナウイルス禍に入学し、イベントの中止やオンラインでの遠隔授業などを経験した。姫野順一学長は各学科の代表者に卒業証書を手渡し「コロナ禍で皆さんは、新しい時代の荒波に立ち向かう耐える力と復元する力を培った。平和と人権を守る長崎外国語大学で学んだことを誇りにし、大変革時代における平和の開拓者になっていただきたい」と式辞を述べた。
卒業生を代表し現代英語学科の本村乃愛さん(23)は「先が見えない時を一緒に歩んでくれた友人たち、親身になって指導をしてくださった先生方、そして成長を温かく見守り支えてくれた家族の存在に感謝の気持ちでいっぱい。大学で得た知識や経験を糧に苦難を乗り越えていきたい」と答辞を述べた。
「経験糧に苦難乗り越える」 長崎外国語大、春季卒業式
- Published
- 2024/03/16 10:40 (JST)
- Updated
- 2024/05/01 11:55 (JST)
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