声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。3月10日（日）放送では、新企画「自転車名言クイズ」をお届けしました。
パーソナリティの野島裕史
◆アインシュタインは言いました…「○○とは自転車のようなものだ」
野島：この番組は自転車ネタだけで8年半やってきましたが、今回は番組初回から紹介してきた“自転車名言”をまとめて振り返ってみようということで、こんな企画を用意しました！ 題して、「第1回オープニング自転車名言クイズ」です。
毎回、（番組で紹介している）自転車に関する名言の穴埋めクイズに、私・野島が挑戦します。正解か、不正解かの判定は、自転車名言を考えてくださっている作家の原口さんにお願いしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
原口：よろしくお願いします。
野島：原口さんはこの番組ではかなりレアキャラですよね。
原口：そうですね。僕はこの番組のスタッフの中で唯一自転車に乗らない、客観的な存在ということで（笑）。
野島：僕が収録中にマニアックなことを言ったときに「スタッフが首を傾げている」とたまに言いますが、それはだいたい原口さんのことなんです（笑）。でも、そういう方も大事、バランサーとして貴重な存在です。
今回はクイズですから、リスナーの皆さんも一緒に考えていただきたいと思います。なお、世界の偉人たちの名言は翻訳にニュアンスの違いがあるかもしれませんが、その点は温かい目でご了承ください。では早速参りたいと思います。オープニング自転車名言クイズ第1問！
Q.ドイツの物理学者アルベルト・アインシュタインは言いました。「○○とは自転車のようなものだ。倒れないようにするためには、走り続けなければならない」
○○に当てはまる言葉はなんでしょう？
野島：全然覚えていないですね（苦笑）。
原口：これはかなり当初、番組がスタートしてすぐくらいに紹介しました。
野島：もう8年半もやっていますからね、そんなの何も覚えていないです（笑）。（今まで紹介した自転車名言を）全部覚えていたら結構博識になれそうですよね。ところが残念ながら全く覚えていません（笑）。
ただ、アインシュタインは好きな物理学者なので、なんとなく名言を言っていたなぐらいの記憶はあるのですが……というか、アインシュタインは（自転車名言に）何回か出てきていません？
原口：出てきていますね。そして、1問目ですから王道です。
野島：王道!? では、『研究とは自転車のようなものだ』でいかがでしょう？
原口：残念！
野島：違うんだ！ 研究は常にペダルを漕いでいないといけない、ひたすら努力なのかなと思ったんですが。
原口：考え方は近かったんですけど、正解は『人生』です。
野島：人生！ そんなに大きかったんですね。でも、これはアインシュタインじゃなくてもいいような（苦笑）。それにしてもいい言葉ですね。やっぱり初期の頃は本当に自転車名言が迷言ではなく、名言感がすごい（笑）。続いて参りましょう、オープニング自転車名言クイズ第2問！
Q.アメリカの作家マーク・トウェインは言いました。「自転車を手に入れなさい。生きているうちにそのことを○○することはないだろう」
○○に当てはまる言葉はなんでしょう？
野島：なんだ？ でも、アメリカの作家さんを選んでいるということは、きっと初期の頃（の名言）ですよね。これもきっと自転車名言らしい言葉なんじゃないかと。
原口：確かに初期の頃は偉人の方々の自転車に関する名言を取り扱っていますね。
野島：もうわからないので、僕が言うとするならで答えようかな。
原口：そうですね、そう考えていただいて全然いいと思います。自転車乗りとして答えていただければ。
野島：マーク・トウェインさんの気持ちは全然わからないんですけど、僕の気持ちとしていうならば……声優・野島裕史は言いました。『自転車を手に入れなさい。生きているうちにそのことを後悔することはないだろう』でお願いします！
原口：正解です！
野島：やった！ マーク・トウェインさんと気持ちが通じました（笑）。確かに自転車は後悔することはないですよね。いや～よかった。今のところ1勝1敗。次の問題に行きましょう！ オープニング自転車名言クイズ第3問！
Q.一般財団法人日本自転車普及協会の理事で、国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」組織委員会委員長の栗村修さんは言いました。「転倒と○○は一緒」
○○に当てはまる言葉はなんでしょう？
原口：これは栗村さんが番組初期の頃に登場していただいたときに、まだ「ツアー・オブ・ジャパン」の大会ディレクターという肩書きだった頃の言葉ですね。
野島：この番組ではお馴染みの栗村さん。“転倒”と言っているのが意外なんですよね。ロードバイク乗りにとって、自転車で転ぶことは“落車”っていうんですよ。それをあえて転倒と言っているのが不思議な感じで。
これは、落車の説明のときに言っていたのかなと思うのですが、そうしたら名言には残らないかな……。でもこれは落車の説明のために言っていると思うので、『転倒と落車は一緒』ファイナルアンサーで！
原口：残念！ これは今の栗村さんが言いそうな答えでした。正解は『失恋』です。
野島：「転倒と失恋は一緒」、何を言っているんでしょう（笑）。失恋も転倒と一緒、七転び八起きといった意味なんですかね？ 転んでつらくて、痛いし、ケガもするけど、それでも前に進んで行こうっていうことなんですかね（笑）。
◆野島も感銘を受けた富士ヒル参加者の言葉とは？
野島：「第1回オープニング自転車名言クイズ」、3問が終わりましたが、今のところ1問しか正解していません。後半戦で巻き返していきたいと思います。では、オープニング自転車名言クイズ第4問！
Q.「Mt.富士ヒルクライム（富士ヒル）」の会場で番組が取材した、大会参加者の男性・カッチュンさんは言いました。「常に自分がキツいと思った○○がゴールだと思って走っています」
○○に当てはまる言葉はなんでしょう？
原口：これは「富士ヒル」に取材に行った際、ディレクターが参加者にインタビューしたときに出てきた言葉です。これは名言だなということで採用しました。
野島：申し訳ないんですけど、覚えていないですね（苦笑）。でも、これも自分の気持ちで考えればいいんですよね。もちろん「富士ヒル」も出ていますし、同じ気持ちになればいいんですよね。自分がキツイと思った○○がゴール……。そこがゴールだと思って頑張ろうという気持ちになって走ればいい、そう考えると……。
原口：考え方は合っています。答えに近づいているので、より具体的に言っていただけると。
野島：それが難しいねん（笑）。では、僕のなかから出てきた語彙でいきますね。『常に自分がキツいと思ったポイントがゴールだと思って走っています』でどうでしょう！
原口：残念でした！ 惜しいです。非常に惜しいです。そのポイントがなんなのかということで、正解は「5km先」でした。
野島：うまい！ そうだよね～、キツいと思ったポイントがゴールだったらもうゴールしているんだもんね（笑）。5km先ね……でも5kmは遠い、500m先くらいにしてほしいな（笑）。
でも、この名言は覚えておきたいですね。なぜ当時覚えなかったんだろう。この言葉は今年の僕の「富士ヒル」のテーマにしたいと思います。これを自分用に書き換えて、もう少し先でゴールだよと思い込ませてパワーを出していきたいと思います。カッチュンさん、ありがとうございます。ここにきて名言で感動しました。続いていきましょう、オープニング自転車名言クイズ第5問！
Q.鹿児島のラジオネーム・エイトマンさんは言いました。「普段、ロードバイクに乗っていて、たまに○○に乗ると感覚が掴めずにちょっと怖い」
○○に当てはまる言葉はなんでしょう？
野島：これはもう正解しそうです。ピンときちゃいました。
原口：リスナーのみなさんからも自転車名言を募集していた時期があったんですよね。
野島：定期的にありました！ これは正解すると思います。ではいきます。『普段、ロードバイクに乗っていて、たまにママチャリに乗ると感覚が掴めずにちょっと怖い』。
原口：正解です！
野島：これは気持ちが通じました。あるあるですね。そうなんです、（ロードバイクとママチャリでは）乗っているときの姿勢も違うし、漕ぎ味も違うし、やっぱり別の乗り物、似て非なる乗り物だと思いますね。
でも、買い物をするときはロードバイクよりも、ママチャリやシティサイクルのほうが楽ですけどね。今、2問正解していますが、次が最後の問題です。オープニング自転車名言クイズ第6問！
Q.福島県のラジオネーム・強気のペダルさんは言いました。「○○と雨の日のマンホールは思っている以上に滑りやすい」
○○に当てはまる言葉はなんでしょう？
野島：これは難しい……滑るものは結構あるんですけど、これはひと捻りしていますかね？ 栗村さん的な答えが思いついたんですけど。
原口：最後の問題ですからノーヒントで。
野島：パッと思い浮かんだのは工事現場の鉄板。あれも滑って危なかったりするんですけど、なんか語呂が悪いんですよね。それに（マンホールと）同じ鉄なのでこれは違うなと思って、ひと捻り加えて答えたいと思います。『親父ギャグと雨の日のマンホールは思っている以上に滑りやすい』。
原口：捻ってきましたね。これを栗村さん的と言っているのもどうかと思いますが（苦笑）……正解です！
野島：正解するとは思っていなかった！ 強気のペダルさん、うまいことを言いますね（笑）。でもまさかの正解、これは嬉しいです。
原口：最後、よく当てましたね。
野島：結果、3問正解でしたけど、かなり達成感を得ることができました。これは面白いですね、こんなにも覚えていないというのも問題ですけど（苦笑）。
でも、「常に自分がキツいと思った5km先がゴールだと思って走っています」なんてかなり心に刺さりましたし、一般の方やリスナーの方々からいただいた名言も面白いです。
「オープニング自転車名言クイズ」、全然（名言を）覚えていなかったので、今後、第2回、第3回をやってもクイズとして成立すると思います。
原口：一応、現時点で（自転車名言は）442回分あります（笑）。
野島：そんなにあるんですね！ ぜひ第2回、第3回も、僕が「これは覚えている！」という問題が出るまでやりましょう（笑）。皆さんからいただいた名言もたくさんありました。本当にありがとうございます。
ということで、この番組では引き続き自転車名言・自転車あるあるなどをお待ちしております。よろしくお願いします。
3月17日（日）の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、4月に開催される「石垣島トライアスロン」に参加予定の野島が、スイム、バイク、ランそれぞれのトレーニングについて、進捗状況を報告します。お楽しみに。
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＜番組概要＞
番組名：サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア：TOKYO FMをはじめとする、JFN全国24局ネット
放送日時：TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00～5:30（JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee（オーディー）」でご確認ください）
パーソナリティ：野島裕史
番組Webサイト：http://www.jfn.jp/toj
