日本人の月給と手取りの平均
日本人の一般労働者の平均月給は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で把握可能です。令和4年の同調査結果によると、平均月給は約31万2000円でした。この金額は額面です。
ここから税金や社会保険料などが引かれ、一般的には額面の8割ほどが実際に受け取る金額、いわゆる手取りとなります。31万2000円の手取りは、25万円ほどです。男性に限ってみると、平均月給は34万2000円でした。手取りは、27万円ほどとなるでしょう。
・30歳前後の月給と手取りの平均
続いて、いわゆるアラサー世代の月給と手取りの平均をみていきます。25〜29歳の平均月給は約25万1000円でした。手取りを同じように計算すると、約20万円です。30〜34歳の平均月給は28万1000円で、手取りは22〜23万円ほどとなります。
同年代の男性も、同じようにみてみましょう。25〜29歳男性の平均月給は約25万9000円で、手取りは20〜21万円ほどです。30〜34歳男性の平均月給は29万7000円で、手取りは23〜24万円ほどとなります。
これらの統計をみる限り、アラサーの彼氏の月の手取り26万円という金額は、平均よりも多いといえるでしょう。絶望する必要はなく、むしろ年齢の割にはしっかりと稼いでいるといえます。
月の手取りが30万円を超える人の割合
日本人の平均をみても、月の手取りは25万円ほどです。男性に限っても、月の手取りは27万円ほどが平均となっています。月の手取りが30万円を超えるには、月給で37〜38万円以上が必要です。賃金構造基本統計調査の結果によると、月給が38万円を超える人の割合は、21.8％でした。男性に限ってみると、28.9％です。
30歳前後で月給38万円を超える人の割合は同調査からは把握できませんでしたが、日本人全体でみても20％強、男性に限ってみても30％弱しかいません。月給38万円は、そもそも平均月給より7万円ほども高いため、それを超える人たちは当然ながら少数派となります。アラサー世代では、さらに少ない割合になると考えられるでしょう。
将来も見据えたうえでの判断が大切
彼氏の手取り額を知って絶望するのではなく、むしろ、30歳前後の日本人の月給や手取りの平均が、彼氏よりも低い点を認識しておかなければいけません。彼氏の将来性に目を向けるのも重要です。アラサーの段階で月の手取りが26万円の男性は、今後も同年代男性の平均よりも多くの収入を得られる可能性があるでしょう。
また、結婚を考える場合、収入以外の面も無視はできません。価値観が合うかなど、お金以外の要素の確認も必要です。さまざまな側面から、今後もお付き合いを続けるのか、さらには結婚するかどうかの判断が求められます。
アラサーで月の手取りが26万円は少なくない
月の手取りが26万円ということは、額面は32〜33万円ほどとなるでしょう。日本人男性の平均月給は34万2000円です。アラサー世代の男性の平均月給は26〜30万円程度となっています。
アラサー男性の手取りが26万円の場合、平均よりも多いのが現実です。彼氏として、少なくとも収入面は優秀といえます。あとは、彼氏の将来性や価値観が合うかどうかなどを考慮したうえで、今後の付き合い方を判断するとよいでしょう。
出典
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
