大谷翔平選手を描いた作品も個性満載 「倭文絵手紙の会」作品展 手書きの良さを感じて/岡山・津山市  

倭文絵手紙の会(梅田良子代表)の作品展が、岡山県津山市の桑村郵便局で開かれ、素朴で温かみのある作品が来局した人たちの目を楽しませている。22日まで。

20年以上続く恒例のグループ展。60~80代のメンバー7人が、友人や家族に宛てた手紙、もらったはがき、地元の文化祭に出展した約150点を展示している。局内のカウンターや壁には、本年の干支(えと)「辰」をはじめ、野菜や果物、草花、幼い子ども、動物の姿などをモチーフにした力作がずらり。

このうち、アメリカ大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手を描いた作品では、かわいらしい姿から投球する猛々しい姿までさまざまなイラストが勢ぞろい。描き手の個性がうかがえ趣深い。このほか「楽しみはマスクはずして友に会いお茶におしゃべりシワ忘るとき」などと心温まるメッセージを添えたカレンダーもあり、訪れた人はじっくりと眺めながらほほ笑んでいた。

同会指導者の松田泉さん(66)=桑上=は、「墨のにじみや筆のはこびから描いた人の思いが伝わるのが手書きの良さ。ご覧になって笑顔になっていただけたらうれしい」とPRしている。

時間は午前9時~午後5時。土、日、祝日は休み。

カウンターにも飾られた絵手紙の数々

© 津山朝日新聞社