母親を殺害した40代娘を殺人罪で起訴 「事件関係者への配慮」で匿名公表 沖縄・那覇地検

那覇地検が入る那覇第一地方合同庁舎(資料写真)

 南城市内で昨年11月、70代の実母の首をはさみで突き刺すなどして殺害したとして、那覇地検は15日、無職の40代の娘=南風原町=を殺人罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。地検は通常、起訴時に実名を公表しているが、今回は匿名で公表した。理由は「事件関係者への配慮」としている。

 地検は刑事責任能力などを調べるため、12月から3カ月間鑑定留置を実施していた。

 起訴状によると、被告は昨年11月24日午前0時ごろ、母に馬乗りになり刃体約7.4センチのはさみで頸部(けいぶ)を突き刺すなどし、失血死させたとしている。

© 株式会社琉球新報社