立候補予定2氏、課題や公約語る 遊佐町長選

町政課題を語った松永裕美氏(左)と斎藤武氏=遊佐町生涯学習センター

 遊佐町長・時田博機氏の死去に伴う町長選(19日告示、24日投開票)の立候補予定者による公開討論会が15日夜、町生涯学習センターで開かれた。ともに新人で、前町議の松永裕美氏(57)=遊佐=と元町議会副議長の斎藤武氏(49)=白井新田=が町政課題や自身の公約について語った。

 ▽人口減少▽子育て環境▽産業振興▽洋上風力―の四つのテーマで討論した。農業振興について、松永氏は「農作物をトップセールスしていき、全国で販売する」、斎藤氏は「居抜きの就農などで新規就農者を受け入れる」と述べた。

 子育て政策については、松永氏が「経済的負担軽減のため、中学3年生に特化した無料の学習塾を導入したい」、斎藤氏が「スクールバスのバス停整備や、学童保育の広域的なニーズに応える」と主張した。

 酒田青年会議所(阿部祝允理事長)が主催し、約120人が聴講した。動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信も行い、録画は18日まで見ることができる。

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