岡山でスーパーGT公式テストがスタート。初日午前はENEOS GR Supraがトップタイム

 3月16日、岡山県の岡山国際サーキットで2024年のスーパーGT開幕を告げる公式テストがスタートした。9時から12時から行われたセッション1ではENEOS X PRIME GR Supraが1分17秒591でトップタイムを記録。2番手にはau TOM’S GR Supraがつけ、GRスープラ勢がワン・ツーを占めた。GT300クラスはJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボIIがトップタイムを記録した。

 これまで2024年の開幕に向け、GT500クラスは各地でのメーカーテスト、GT300クラスは特別スポーツ走行を使ってテストが進められてきたが、ほぼ全車が出そろうのが毎年恒例の公式テスト。3月16日にスタートした岡山公式テストはGT500クラス15台、GT300クラス25台と、合計40台が揃った。

 前日の搬入日から例年に比べても暖かな気候に恵まれた岡山国際サーキットだが、迎えた3月16日の走行1日目も朝晩こそ冷え込みはあったものの晴天に恵まれ、コースオープン前から気温はグングンと上昇。路面温度も25度を超えていった。

 9時からスタートしたセッション1は、開始直後の6分にGT300クラスのANEST IWATA Racing RC F GT3がパイパーコーナーでストップしたことから一度赤旗中断となったが、その後各所でコースアウトや接触等があったものの、中断はなく進んでいった。

 トヨタGRスープラ、ニッサンZニスモGT500、ホンダ・シビック・タイプR-GTと新たな車両が揃ったGT500クラスは、最低地上高の変更などレギュレーションの変化があるが、そんななか走行開始のセッション1で上位につけていったのは2台のGRスープラ勢。岡山での成績がこれまで非常に良いENEOS X PRIME GR Supra、そして2023年チャンピオンカーのau TOM’S GR Supraが1分17秒台のタイムを記録。これに今季からブリヂストンを履くMOTUL AUTECH Zが続いた。ENEOS、そしてauは2月29日〜3月1日に鈴鹿で行われたテストでも好調だった2台だ。

 上位のタイムは終盤も変わることはなく、今季公式テストの最初のトップタイムはENEOS X PRIME GR Supraの1分17秒591という結果に。2番手にはau TOM’S GR Supraが1分17秒825で、3番手はMOTUL AUTECH Zが1分17秒901で続いた。4番手にはARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16、5番手にはDeloitte TOM’S GR Supraがつけた。

 GT300クラスは、2023年第8戦で優勝を飾ったJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボIIが1分25秒826でトップタイムを記録。2番手は1分25秒870でmuta Racing GR86 GT、3番手には1分25秒971でUPGARAGE NSX GT3が続いた。2023年後半の戦力図が続いているような上位の顔ぶれとなっている。

 3月16日の公式テスト初日は、14時から今季導入される新たな予選方式をシミュレーションするセッション2が行われる。

2024スーパーGT岡山公式テスト au TOM’S GR Supra
2024スーパーGT岡山公式テスト MOTUL AUTECH Z
2024スーパーGT岡山公式テスト ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
2024スーパーGT岡山公式テスト JLOC Lamborghini GT3
2024スーパーGT岡山公式テスト muta Racing GR86 GT
2024スーパーGT岡山公式テスト Green Brave GR Supra GT
2024スーパーGT岡山公式テスト UPGARAGE NSX GT3
2024スーパーGT岡山公式テスト セッション1の様子

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