「神戸ワイン」事業 白鶴酒造に継承に向け協議を開始

「神戸ワイン」を製造・販売する神戸農政公社と兵庫県神戸市東灘区に本社を置く日本酒メーカー・白鶴酒造は15日、「神戸ワイン」事業の継承に向けて協議することに基本合意したと発表しました。

「神戸ワイン」は1984年10月の発売開始以来、40年にわたり、神戸市の外郭団体である一般財団法人神戸農政公社が製造・販売してきました。

近年は、製造設備の老朽化や多様化するニーズへの対応に農政公社単独では限界があるとして、民間活力の導入を目指し、事業パートナーを探していました。

継承後は、神戸農政公社がワイン用のブドウ栽培農家の支援とブドウの買い取りを担い、白鶴酒造が、神戸市西区の旧神戸市立農業公園(神戸ワイナリー)を醸造場所として、「神戸ワイン」の製造と販売を行う方針です。

神戸農政公社と白鶴酒造は、2024年秋ごろに契約を結び、12月に事業継承する予定としています。

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