ドラ1がDPOY争いに反応、同郷の先輩をジョーク交え挑発「今回は譲るよ、次はないだろうし」

「NBAドラフト2023」で全体1位指名を受け、早くもサンアントニオ・スパーズの中心選手として注目を集めているビクター・ウェンバンヤマ。240センチを超えるウイングスパンから放たれるプレッシャーは屈指のものであり、1試合平均3.40ブロックはリーグトップの数字となっている。

1年目から最優秀守備選手賞の候補入りを果たしているウェンバンヤマだが、受賞の競争相手となっているのが同じくフランス出身のビッグマン、ルディ・ゴベア。すでに3度のディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(DPOY)に輝いている同選手は、リーグトップのディフェンシブレーティング(108.3)を持つミネソタ・ティンバーウルブズを支えている。

3月15日(現地時間14日)に行われた記者会見に出席したウェンバンヤマは、この話題に反応。フランス人記者からDPOY争いについて質問されたスパーズの新星は、ジョークも交えながら回答した。

「今シーズン、ルディが賞を勝ち取る可能性が高いのは分かっているよ。彼はそれに値するプレーヤーだ。今回は譲ることにするよ、この先彼が受賞することはないだろうから」

ウェンバンヤマ(右)は渡米前からゴベア(左)と親交を深めていた[写真]=Getty Images

ウェンバンヤマはリーグに順応する期間を過ごしているものの、すでに平均8.2ディフェンスリバウンド1.3スティールも記録しており、来シーズンのさらなる飛躍を期待せずにはいられない。

愛のある軽口で同郷の先輩を挑発したウェンバンヤマ。平均9.2ディフェンスリバウンド2.1ブロックを挙げているゴベアは、後輩からの“煽り”にどのような反応を見せてくれるだろうか。

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