トヨタのヤリスを中古で購入するといくらかかる？
中古車は自動車メーカーだけでなくさまざまな企業が取り扱っており、費用面だけでなく整備や保証内容、サポート体制の有無などはそれぞれ異なるため、ヤリスの中古車がいくらするのかは一概にはいえません。
例えば、トヨタの認定中古車サイトでヤリスの情報を確認することができます。
東京都内で検索すると年式や走行距離、整備内容などによって変わりますが、総額150万円前後で購入できるケースも少なくありません。新車だとシンプルモデルでも本体価格が150万円から200万円程度するため、少しでも費用負担を抑えたい場合は中古車の購入が現実的といえるでしょう。
維持費はどのくらいかかる？
車は、本体購入費用以外に、ガソリン代や駐車場代、故障すれば修理代、定期的な車検やメンテナンス代、自動車保険、自動車税、有料道路通行料などがかかります。
ソニー損保が2023年に行った全国カーライフ実態調査によると、ヤリスを含むコンパクトカーの1ヶ月あたりの車の平均維持費額は1万3100円です。
ただし、このデータの維持費には自動車税や本体のローン返済、有料道路通行料は含まれていないため、マイカーの購入方法や使用環境によっては金額が高くなる点にも注意する必要があります。
例えば、都心部だと駐車場代だけでも月額3万円程度かかるケースも少なくありません。「家賃の次に高い固定費」となることもあり、その支払いが利用状況に見合うものなのか家計全体のバランスもみながら考えることをおすすめします。
このように、想定以上に費用負担が発生する可能性もあるため、購入時に支払う内容だけでなく総合的に検討しましょう。
コスパは良い？ それとも悪い？
仮に「1日3時間・週2日」の利用の場合、コストパフォーマンスは良いといえるのでしょうか。
例えば、駐車場代が月額1万円前後とあまり高くなく、週2日の利用以外に年末年始やゴールデンウィークなど長期休暇の際に車で家族と帰省するような状況であれば、「コスパが悪いとはいえない」でしょう。
その一方で、週2日程度利用していても駐車場代が月額3万円、家賃は月額7万円支払うような状況だと「コスパが悪く、家計への影響も無視できない」といえるかもしれません。家と車だけで毎月手取り収入の半分以上を支払わなければならず、貯金も難しくなってしまいます。
まとめ
本記事では、手取り収入20万円の場合に中古でトヨタのヤリスを購入しても大丈夫なのかを解説しました。
中古車でも本体とは別で維持費がかかる状況は新車と変わりません。マイカーを持つと具体的に月々の支払いはいくらになるのか、シミュレーションしながら慎重に検討することをおすすめします。
出典
トヨタ認定中古車 中古車を探す
トヨタ ヤリス価格・グレード
ソニー損害保険株式会社 2023年全国カーライフ実態調査
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
