s**t kingz NOPPO、作画&原案手掛けた絵本『ちぐハグ』出版 初の個展で絵本のイラストなど展示

s**t kingzのNOPPOが作画および原案を手掛けた絵本『ちぐハグ』が、4月27日に出版される。

NOPPOは2019年にs**t kingzとして出版した絵本『あの扉、気になるけど』(発行:株式会社マガジンハウス)で初めて絵本の作画に挑戦。今回は原案も手掛け、NOPPOソロ名義で初の絵本の出版となる。

イラストレーターとして、アパレルセレクトショップ『FREAK’S STORE』やアパレルブランド『Ron Herman』とのコラボレーション商品を手掛けるなどの活動もしてきたNOPPO。「ダンスが誰にとっても身近なものであってほしい」という強い想いのもと“ダンスの楽しさをシェアする”ことを根底に幅広い活動を行ってきたNOPPOにとって、アートもコミュニケーションのひとつであり、大切に向き合っている活動の1つだという。

これまでも、聴力に障害のある子どもたちへのダンスワークショップなど、様々な形で「ダンスが誰にとっても身近なもの」に感じてもらうためのアプローチに取り組んできた。そんな中で接してきた子どもたちへNOPPOなりに伝えたい想いが、この物語には詰め込まれている。

『ちぐハグ』の原作である『もりのこえ』を執筆したのは、脚本家の高田亮。魅力的なキャラクターたちによって紡がれる、温かさとちょっぴり切なさの入り混じる物語は、子どものみならず大人の心にも届くものがあるとのこと。子どもたちの親に、あるいは絵本を読んだ子どもたちが少し成長した頃にまた改めて読んでもらえたらと、絵本と原作本がセットになっている。

なお、発売に先駆けて本日3月16日よりオンラインショップ『A!SMART』にて予約受付がスタート。s**t kingzオフィシャルファンクラブ『062(オムツ)』会員には、期間限定で『NOPPOの絵本朗読ボイス』が聴ける特典もある。

さらに、絵本の出版にあわせて、5月1日~5月5日にNOPPO初となる個展を、横浜市開港150周年事業として2009年にオープンした『象の鼻テラス』で開催。会場は文化プログラムを定期的に開催するアートスペースを兼ね備えたレストハウスで、誰でも自由に入場ができる。個展では、絵本『ちぐハグ』のイラストや、初公開のアート作品を展示予定。

また、個展会場から徒歩5分ほどの横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールでは、4月27日~5月6日にかけてNOPPOがプロデュース/出演する公演『GOOFY~マヌケな2人の間で~』も上演される。個展最終日の5月5日 子どもの日には、子ども向けのワークショップも開催予定だ。

なお、NOPPO描き下ろしイラストによる同公演テーマソングのリリックビデオも公開された。

<NOPPO コメント>

生きていく中で一度は絶対に人と人との関わり方で考えたり悩んだりすることありますよね。例えば、この人とは近くなりすぎて仲悪くなっちゃった、この人といるとなんか楽、なんでだろう?とか。そんな人との距離を四大元素で表したら楽しそうだと思いました。「火」と「風」で燃えあがっちゃったり。「土」と「水」でグニャグニャになったり。好き嫌いの反応は我慢しても絶対に出てくるもの。だけど自分や相手のいいところも、わるいところもひっくるめて「楽しみながら」未来へ向かってこう。と思いこのような内容になりました。
ちなみに、タイトルの「ちぐハグ」は、
「ちぐはぐ=くいちがい」「ちぐ=出会う」「ハグ=HUG/抱きしめる」
自分とは違う価値観の人に出会っても、ハグするようにお互いが受け入れて、認め合って、愛情を持ちながら生きてけたらいいなぁ。という想いでつけました。
原作では高田亮さんに、素敵な愛溢れるストーリーを考えていただきました。原作でしか味わえない4キャラクターと主人公の関係性だったりをぜひ楽しんでください。

<高田亮 コメント>

NOPPOさんの生み出した愛らしいキャラクターたちが、イキイキと動き出して、絵本のお話を考えるはずが、大幅にページをオーバーした物語を書いてしまいました。
それだけNOPPOさんのテーマやキャラクターに気持ちが掴まれ、彼らと一緒になって冒険をしたくなったんです。
色んな人、色んな生き物、色んな自然があって、色んな関わりをもって、みんなが生きている。
そんなことを改めて考えさせてもらいました。
NOPPOさん、ありがとうございました!

(文=リアルサウンド編集部)

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