中国香港代表、香港基本法第23条の立法化に期待 国連人権理

中国香港代表、香港基本法第23条の立法化に期待 国連人権理

香港の金紫荊広場。(2022年5月5日撮影、香港=新華社記者/呉暁初)

 【新華社ジュネーブ3月16日】中国人民政治協商会議(政協)全国委員会委員で香港特別行政区立法会議員の何君尭(か・くんぎょう)氏は12日、スイスのジュネーブで開かれた国連人権理事会第55回会議に出席し、香港基本法第23条の立法作業が年内に完了し、同法が香港の安全と社会の安定を守る上で重要な保障となることに期待を示した。

 何氏は2019年11月6日午前、香港で区議会選挙活動に参加していた際に暴徒の襲撃を受け、刃物で胸部を刺された。刺された箇所が少しずれていれば心臓に達していたと明かし、「文明社会においてこのような事件が二度と起きてほしくない」と語った。

 また大多数の香港市民が同法第23条の立法化を支持し、暴力主義者のいじめや脅しに不安を覚える人がこれ以上出ないよう望んでいると指摘。立法化は国際人権基準に適合し、「市民的および政治的権利に関する国際規約」の内容にも合致しており、実現すれば香港は過去のどの時期よりも安全になると述べた。

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