作品集「94歳セツの新聞ちぎり絵日記」刊行記念し原画展 松山の書店で31日まで

新聞紙を使ったちぎり絵で、好きな食べ物を表現した木村さんの原画展

 新聞紙を使った身近な食べ物のちぎり絵で人気の木村セツさん(95)=奈良県桜井市=の作品集「94歳セツの新聞ちぎり絵日記」の原画展が、愛媛県松山市春日町の書店「本の轍(わだち)」で開かれている。質感が伝わるレモンや食欲をそそるエビフライなど、アイデアと観察眼が光る23点が並ぶ。31日まで。

 木村さんは約5年前に夫を亡くした後、娘の勧めで創作活動を開始。家族が交流サイト(SNS)で発信するとファンが増え、3冊目となる作品集の刊行を記念した原画展を全国各地で開いている。

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