ヤクルト・吉村、5回1失点の好投 OP戦防御率1.80と安定、開幕投手へ名乗り

◆ 小川離脱で開幕投手候補に浮上

ヤクルトの吉村貢司郎投手(26)が16日、楽天とのオープン戦(神宮)に先発登板。5回5安打1失点と好投し開幕投手へ名乗りを上げた。

初回は先頭の茂木に左前打を許すも、3番・浅村を中飛に仕留めるなど後続をピシャリ。2回も先頭の5番・岡島に内野安打を許したが、続く村林を遊ゴロ併殺に仕留めるなどゼロを刻んだ。3回は二死からバックの失策で走者を許すも無失点。4回は再び先頭打者の出塁を許したが、5番・岡島を遊ゴロ併殺に仕留めるなど結果的に3人で終えた。

5回は二死から8番・太田に中前打を許し、続く田中和に右翼フェンス際へ大飛球を許した。最後は右翼・濱田が目測を誤る形で打球は右翼線にポトリ。これが適時三塁打となり1点を失った。

それでも続くピンチを凌ぎ、予定の5イニングを最少失点。今季初の本拠地登板を5回84球、5安打1失点、3奪三振1四球の好投で終えた。

ヤクルトは開幕投手の大本命だった小川がコンディション不良で離脱。オープン戦防御率1.80と安定している2年目右腕が初の大役へ大きく前進した。

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