髙橋海人主演ドラマ『95』に斉藤由貴、三浦貴大、山中崇、新川優愛、桜井日奈子ら出演へ

4月8日よりテレビ東京系で放送がスタートするKing & Princeの髙橋海人主演ドラマ『95』の第4弾キャストとして、斉藤由貴、三浦貴大、山中崇、紺野まひる、勝矢、嶋田久作、新川優愛、桜井日奈子の出演が発表された。

テレビ東京開局60周年連続ドラマとなる本作は、『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞を受賞した早見和真の青春小説が原作の青春群像劇。大人の作った社会の仕組みに抗い、大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生たちの熱い姿を、脚本・喜安浩平、監督・城定秀夫のタッグで描く。

そんな本作の主人公・広重秋久(通称:Q)を、テレ東ドラマ初出演&初主演となる髙橋が演じるほか、中川大志、松本穂香、細田佳央太、犬飼貴丈、関口メンディーらが出演。今回新たに出演が発表されたのは、Q(髙橋海人)や翔(中川大志)たちを取り巻く新たなキャストたち。

翔の母親で、TVコメンテーターとしても働く鈴木玲子を斉藤、渋谷生まれ・渋谷育ちの実業家であり、裏では渋谷のチーマーや不良たちを動かしている牧野博利を三浦、Qの父親・広重高志を山中、母親・広重悦子を紺野がそれぞれ演じる。また、武闘派暴走族「キューティーハニー」のリーダーで、桁違いにケンカが強い大黒を演じるのは勝矢。翔の家の執事で、翔やQたちをあたたかく見守る倉科を嶋田、人気ファッション誌「ストフリ」の編集長で、Qをスカウトしモデルとして起用する殿内弥生を新川、Qの一つ年上の姉・広重淳子を桜井が演じる。

【コメント】
●斉藤由貴(鈴木玲子役)
1995年から、もう29年の月日が経ちました。その頃私はもう29歳で、青春の暴走やら切なさという季節からは少し遠のいた人生のステージにいました。それでも、その時代に生きたものとして、現代のように窮屈で奇妙な道徳感にがんじがらめになる前の、まだもう少し自由だったあの頃の日本の独特な熱量を今も懐かしく思い出します。1995と2024を行き来する物語が、どのように人生の不条理を、痛みを、それにも増して滲む優しさを描き出すのか、とても楽しみにしています。

●三浦貴大(牧野博利役)
『95』に牧野役で参加させていただきました。1995年当時、私はまだ10歳でした。忘れていたこともたくさんありますが、幼いながらに肌で感じていた当時の空気感を懐かしく感じました。ここまでわかりやすい悪役を演じるのも珍しいので、楽しく、かなり自由に演じさせてもらいました。不安、希望、抑圧、開放、様々なものが綯い交ぜになった時代、青春を駆け抜けた、主人公たちの煌めきを感じていただければと思います。

●山中崇(広重高志役)
95年、17歳だった。「ダセェ大人になってないか?」撮影中は、当時の自分に問われてるような気分でした。「あの頃は良かったね」なんて言葉で、過去は得てして古き良きものとして扱われがちだけど、当時の自分にとってはいい迷惑だと思う。あの頃はあの頃なりに、日々を懸命にもがきながら生きていたのだと思う。主人公たちのようなカッコ良さはなかったけど、それなりにアツい自分がたぶんきっといた。「ダセェ大人になってないか?」という問いは、その頃の自分からの仕返しなのかもしれない。
登場人物の彼ら彼女らと同じ時代を過ごしてきたひとりとして、僕も作品を見届けたいと思っています。
懐かしさと憧れと、小さな嫉妬を抱きながら。

●紺野まひる(広重悦子役)
台本、原作がとても面白く、『95』の世界に一瞬で心がワープしました。私は家の中で家族とのシーンが多いのですが、息子の秋久の成長を感じられる事ができました。家でない場所で、お友達とどんな風に過ごしているのかなと、本当の母になった気持ちになりました。95年はこんな年だったんだと初めて知る方、懐かしく思う方、、、みなさんに楽しんで見ていただけると嬉しいです。

●勝矢(大黒役)
1995年は自分は20歳でした。このドラマのようなキラキラギラギラしていた気がします(笑)。
自分が感じていた95年はとてもスリリングでオシャレな時代の変換時だった気がします。それを感じられるドラマになっていると思います。若い人は少し昔はこんな感じで青春を送ってたんだと、そうじゃない人は昔を懐かしんでください。今回の作品で今の若者達と一緒に芝居させてもらいました。
今をときめく俳優が目一杯キラキラ演じていますので放送楽しんでみてください。

●嶋田久作(倉科役)
1995年、私は40歳でした。このドラマの主人公達の世代の父親には少しばかり若く、兄となるには年をとり過ぎていました。兄姉もいなかったので叔父さんでも無かったのです。ですから当時の若者の実態は知りませんでした。原作者の早見和真さんはまさしく主人公達と同世代、拝読すると当時の渋谷の若者の生態が実にリアルに伝わってくる小説で、初めて当時の渋谷の若者達の生き様に触れた思いでした。ドラマでは私は70代、当時の自分より歳はいっていますが、使用人として翔に付く事で、主人公のQをはじめ周りの仲間の若者達を知る機会はありそうです。
どうぞご一緒に主人公達の姿を通して、この時代の雰囲気やエネルギーをお楽しみ頂ければ幸いです。

●新川優愛(殿内弥生役)
1993年生まれの私は、当時2歳でした。物心もついていませんでしたが、今とは全く違う、それもまたインパクトのある時代だった印象です。そんな中で、若者たちが“自分”を探し、時にぶつかり、もがきながら進んでいくこの作品は“世代”だった方以外にも老若男女問わず、たくさんの人の心に何かを感じさせてくれると思います。流行の音楽やファッションなども楽しんでいただけたら嬉しいです。

●桜井日奈子(広重淳子役)
主演の髙橋海人さん演じる秋久のお姉ちゃん、淳子を演じさせていただきました。学歴主義の両親に反抗的で、少しやんちゃな役なのですが、今まであまり演じてこなかったので、新しい自分に出会えた気分で楽しく撮影させていただきました。 お家のセットでは、秋久の賞状が何枚も飾られているのに、淳子のものは何ひとつなくて、、優秀な弟ばかり可愛がられてると、そりゃあ淳子はグレちゃうよなぁと思いました。親子喧嘩のシーンでは特にエネルギーを使いました。是非『95』観ていただきたいです。

(文=リアルサウンド編集部)

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