「ハピラインふくい」運行開始、福井県民に愛される鉄道目指す JR北陸線からバトン、敦賀―大聖寺駅間84km

ハピライン列車の出発合図を行う吉川駅長(中央)ら=3月16日、福井県福井市の福井駅

 北陸新幹線敦賀開業に伴い、JR北陸線の福井県内区間を引き継いだ第三セクター「ハピラインふくい」が3月16日、営業運転を始めた。通勤・通学を支える県民の足、観光地を巡る2次交通として新たなスタートを切った。

 福井駅で行われた開業記念の出発式で小川俊昭社長は「安全で安心な鉄道を第一に末永く親しまれ、愛される鉄道に、そして選ばれる鉄道になれるよう社員一同頑張りたい」とあいさつ。小川社長ら約110人が見守る中、ピンクと緑色のラインが鮮やかな車両が同駅を出発した。

 営業区間は敦賀駅(福井県敦賀市)から大聖寺駅(石川県加賀市)までの約84キロ。福井発の最終列車の時間繰り下げ、快速列車を導入するなど利便性を高めた。

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