自民、地方が裏金でけじめ要求 首相、党勢低迷を謝罪

自民党の全国幹事長会議であいさつする岸田総裁=16日午後、東京・永田町の党本部

 自民党は16日、都道府県連の幹部を集めた全国幹事長会議を党本部で開いた。派閥の政治資金パーティー裏金事件に対し、地方幹部から関係した議員の政治的責任の明確化や、けじめを求める意見が相次いだ。岸田文雄首相は「政治不信を引き起こし、心からおわびする」と謝罪。支持率が落ち込み党勢が低迷する事態を踏まえ「党本部は命懸けで党再生に努力していく」と協力を呼びかけた。信頼回復に全力を挙げる姿勢も示した。

 首相は党改革に関し「政治責任のけじめや、政治資金規正法改正などの議論に臨んでいく」と説明。4月の衆院3補欠選挙などを挙げて「日本の政治を左右する課題に立ち向かっていく」と訴えた。

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