37歳にして日本代表に電撃復帰した長友佑都。本日行われたJ1第4節FC東京対アビスパ福岡戦で圧巻のゴールを決めた。
ここでは、代表選手としてプレーする主な大ベテランたちをまとめてみる。なお、リオネル・メッシら36歳の選手は意外と多いので、37歳以上とした。
ルイス・スアレス
ウルグアイ代表FW、1987年生まれの37歳
リヴァプールやバルセロナで活躍したスーパーストライカー。今年からMLSのインテル・マイアミに移籍し、ふたたびメッシとのコンビを形成している。
昨年末にはマルセロ・ビエルサ監督が率いる代表に電撃復帰した(エディンソン・カバーニも招集されたが怪我のために欠場)。代表戦138試合はウルグアイ史上2位、通算68ゴールは同国史上1位。
オリヴィエ・ジルー
フランス代表FW、1986年生まれの37歳
ミランに所属する長身GKは、今季代役GKを務めたことでも話題になった。
昨年11月にフランスが14-0で圧勝したジブラルタル戦では2ゴールを記録。代表通算129試合出場はフランス歴代3位、代表通算56ゴールは歴代1位だ。
ディディエ・デシャン代表監督は「彼が優れていなかったら、ここにいない。ここにいるのは、クラブでのパフォーマンスによるもの。年齢を重ねていたとしてもね」とベテランFWへの信頼を口にしている。
ヘスス・ナバス
スペイン代表DF、1985年生まれの38歳
かつての快足ウィンガーは、右サイドバックに転向してからも第一線で活躍を続けており、2023年にルイス・デラフエンテス監督によって代表に呼び戻された。
デラフエンテス監督はセビージャのユースで監督を務めた経験があり、「サッカーを超えた興奮がある。彼が14~15歳頃に私は監督だったが、今も同じこの子の顔を見るのは印象的だ」と信頼を寄せている。ナバスは、37歳と360日というスペイン代表史上最年長出場選手にもなった。
ルカ・モドリッチ
クロアチア代表MF、1985年生まれの38歳
2018年にバロンドールを受賞し、メッシ・ロナウドの独占時代を終わらせた稀代のMF。
レアル・マドリーの10番として活躍してきた彼もクラブでは出番が減りつつあるが、代表ではキャプテンを任されるなど絶対的な主軸に君臨しており、ズラトコ・ダリッチ監督も絶大な信頼を寄せている。
代表通算出場172試合は断トツの歴代1位。今夏のEUROに出場すれば、自身5度目の大会になる。
クリスティアーノ・ロナウド
ポルトガル代表FW、1985年生まれの39歳
もはや説明不要のスーパースター。2003年に18歳で代表デビューすると、205試合で128ゴールというとんでもない数字を積み上げてきた。代表での得点記録は世界歴代1位を誇る。
今夏のEUROに出場すれば、6度目の出場。代表戦出場数の世界歴代1位は元マレーシア代表DFソ・チン・アンの219試合だが、それも抜き去るかもしれない。
なお、ポルトガル代表ではロナウドより年上のペペ(1983年生まれの41歳)もいまだに健在だ。
パオロ・ゲレーロ
ペルー代表FW、1984年生まれの40歳
昨年行われた日本戦にも出場した大ベテランFW。日本に1-4で敗れた後に「日本は非常に速いチームだが、これはとても誤解を与える結果だ。ピッチ上の展開からすればね」と話したことも話題になった。
代表通算115試合出場はペルー歴代3位、代表通算39ゴールは堂々の歴代1位だ。ただ、ペルーは2026年W杯南米予選で2分4敗の最下位と苦しんでいる。
マヌエル・ノイアー
ドイツ代表GK、1986年生まれの37歳
内田篤人とプレーしたシャルケからバイエルンに移籍すると絶対守護神に君臨し続けてきたGK。
2014年のワールドカップで優勝するなど、ドイツ代表として歴代6位となる117試合に出場。だが、その後の2大会は屈辱のグループステージ敗退。2022年大会では日本に1-2の逆転負けを喫し、「(グループステージ敗退となったのは)日本戦の後半のせい。言葉にできないほど酷かった」と嘆くことに…。
2022年W杯以降は怪我などで代表戦出場がなかったが、このほど復帰を果たした。
日本代表、2022年にピークを迎えていなければならなかった10名
なお、代表GKはベテランが多く、他にもスコットランド代表クレイグ・ゴードン(41歳)、チリ代表クラウディオ・ブラーボ(40歳)、メキシコ代表ギジェルモ・オチョア(38歳)、コスタリカ代表ケイロル・ナバス(37歳)、デンマーク代表カスパー・シュマイケル(37歳)、ウェールズ代表ウェイン・ヘネシー(37歳)らがいる。