町田、今季未勝利の札幌を2-1で撃破! クラブ初のJ1で無敗維持&3連勝達成!

2024明治安田J1リーグ第4節が16日に行われ、北海道コンサドーレ札幌とFC町田ゼルビアが対戦した。

ここまで3試合を消化したJ1で2勝1分を記録し、得失点などの影響もあり3位につけている町田。クラブ初となるJ1でスタートダッシュに成功し、早くも“ダークホース”として存在感を発揮しつつある町田だが、指揮官を務める黒田剛監督は前節からスタメンを1名変更して札幌戦に臨んだ。

試合序盤は、札幌が支配率を高めながら町田を押し込む時間が続く。両者目立ったチャンスを作れないなか、最初の決定機が町田に訪れる。29分に右サイドでパスを受けた平河悠が、鋭い縦突破からクロスを供給。マーカーに当たってゴール前に送られたボールに、藤本一輝が飛び込むが合わせることができない。さらに、クロスは大外でフリーとなっていたオ・セフンに流れ、ワントラップから左足を振り抜くが、シュートは枠の左に外れてしまった。

一方の札幌も、42分にゴールからやや遠い位置でフリーキックを獲得。町田がボックス付近にラインを設定するなか、キッカーを務めた浅野雄也はショートパスを選択する。しかし、ボールを受けた菅大輝が遠い位置から左足でシュートを放ったものの、強烈な無回転の一撃はゴールマウスを捉えることができない。

スコアレスで突入した後半は、立ち上がりから激しい接触によってプレーが中断する場面が目立つ。すると、53分にアウェイの町田がゲームを動かす。ハーフライン付近でのインターセプトから素早く右サイドに展開し、仙頭啓矢からパスを受けた平河がポケットに侵入。滞空時間の長いクロスをファーサイドでオ・セフンが頭で折り返すと、藤尾翔太が胸トラップからボレーシュートでネットを揺らし、町田が先制に成功した。

勢いに乗る町田は、66分に右サイドでコーナーキックを得ると、キッカーの鈴木準弥が鋭いクロスを送る。マーカーの前に飛び出したチャン・ミンギュがヘディングで逸らし、ファーサイドでフリーとなっていたイブラヒム・ドレシェヴィッチが頭で反応。嬉しいJリーグ初得点を決め、町田が貴重な追加点を奪った。

2点のリードを許した札幌は、72分にポゼッションで相手を押し込みながら波状攻撃を仕掛ける。ボックス手前のスパチョークが縦パスを差しこみ、駒井善成が縦突破からクロスを送ると、大外を駆け上がってきた原康介がワンタッチで折り返し、フリーとなっていた小林祐希がシュートを放つが枠を外れてしまう。

すると、84分にハーフライン付近でインターセプトした中村桐耶が、ドリブルで持ち上がりながらオーバーラップ。原へのパスはカットされるが、セカンドボールを拾った馬場晴也が再び原にパスを繋ぐ。角度の小さいエリアから放ったシュートはネットに突き刺さり、札幌が1点を返した。

その後も札幌は果敢に得点を狙ったが、スコアは動かず試合は終了。町田が今季の無敗を継続した一方、札幌は未勝利が続いている。次節は30日に行われ、札幌はアウェイでヴィッセル神戸と対戦。町田はアウェイでサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 1-2 FC町田ゼルビア

【得点者】
0-1 53分 藤尾翔太(町田)
0-2 66分 イブラヒム・ドレシェヴィッチ(町田)
1-2 84分 原康介(札幌)

© 株式会社シーソーゲーム