【阪神大賞典/穴ライズ】「父譲りの末脚は本物、相性抜群の鞍上でこの人気なら押さえは必須」 想定“9人気”以下の穴馬

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■メイショウブレゲ

父ゴールドシップ譲り、という表現ができてしまうほどテンにいけない馬。そのため毎回のように後方からのレースを強いられるものの、一方で末脚は常に堅実で、これまで上がり上位の決め手を幾度となく披露している。

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前走の万葉Sでもその例に漏れず、道中の通過順は10-10-12-9番手と後方からの競馬。直線で外に持ち出されて追い出されると、他馬が苦しくなった最後の1Fでグイっともうひと伸びし、先頭でゴールしている。このときに記録した上がり3Fは、出走馬中最速のもの。格上挑戦ではあったが、それを感じさせない勝ちっぷりでオープンクラス初勝利を掴んだ。

酒井騎手騎乗の近3走は2→5→1着と、鞍上が完全に手の内に入れている感があり、人馬の相性は抜群。前走の勝利があまり評価されていない現状だが、父譲りの終いの破壊力は重賞級と言っても過言ではない。この人気なら押さえは必須で、高配当の使者となり得る1頭だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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