ヴィッセル神戸、広島と引き分け 今季ホーム初勝利逃す 大迫と武藤、決定機つくるがゴールならず

神戸-広島 前半、ゴール前に攻め上がる神戸の武藤(撮影・小林良多)

 明治安田J1リーグ第4節第1日の16日、昨季覇者のヴィッセル神戸は、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で昨季3位のサンフレッチェ広島と対戦し、0-0で引き分けてホーム初勝利を逃した。神戸は2勝1敗1分けで勝ち点7となった。

 神戸は前節のFC東京戦と同じ布陣で臨んだ。前半は互いに激しいプレスでボールを奪い合って決め手を欠き、0-0で折り返した。後半はペナルティーエリア内でFW大迫勇也とMF武藤嘉紀らが度々決定機をつくったが、ゴールネットを揺らせなかった。

 【ヴィッセル神戸】川崎製鉄水島サッカー部が母体。クラブ創設後の初練習を予定した1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した。96年の日本フットボールリーグ(JFL)2位でJリーグ昇格が決定。成績不振に伴う経営難となった2004年、楽天を率いる三木谷浩史氏の個人資産管理会社が営業権を取得し、15年に楽天グループの傘下に移った。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら国内外のスターを擁した20年元日、クラブ初タイトルとなる天皇杯を獲得。発足29年目の昨季、J1リーグを初制覇した。

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