震災を教訓に初動体制や情報伝達を確認 相馬地方広域消防本部が訓練 福島県南相馬市

情報収集の訓練に取り組む消防職員

 福島県南相馬市原町区の相馬地方広域消防本部は、東日本大震災を教訓にした震災対応訓練を同本部で行った。初動体制や情報収集、伝達などの手順を確認した。

 福島県沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、相馬地方では震度6強を観測した―との想定で繰り広げた。発生と同時に全職員にメールを配信し身の回りの安全確保を促し、出動の可否の返信を求めた。本部に対策本部、各消防署に地区本部を設置し通信の確認、情報収集などを行った。

 南相馬消防署車庫では救助隊の宿営訓練を実施した。能登半島地震を受け、今回は特に寒冷地に対応したテント設営や装備について再確認した。

(相双版)

寒冷地を想定したテント設営訓練

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