「練習には最適な環境」 中央大自転車競技部 福島県いわき市で合宿

合宿練習に汗を流す中央大自転車競技部

 自転車による交流人口拡大に取り組む福島県いわき地方振興局の合宿誘致事業で、競技に取り組む各地の大学生がいわき市のいわき新舞子ハイツを拠点に練習を重ねている。

 このうち中央大自転車競技部の13人は、14日から17日まで練習している。海沿いと山岳のコースを組み合わせながら4日間で計500キロ以上の走行を計画している。

 伊藤恭主将(3年)は「首都圏と比べて信号がほとんどなく、道路が整備されているので、新チームとしての練習には最適な環境だ。来年も参加する部員を増やして合宿したい」と感想を述べた。

 同振興局は、温暖な気候や首都圏から近い立地、サイクリングロード「いわき七浜海道」などの環境が整っている点をアピールし、大学自転車合宿の誘致につなげている。大学自転車部の合宿を市内で初めて受け入れた2022年(令和4)年11月以降、日本大、日本体育大、明治大、東京大、新潟食料農業大、新潟大、法政大に次いで8校目で、自転車合宿の聖地としての認知度が高まっている。

(いわき版)

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